■日本代表から引退した長谷部誠選手
アフロ
長谷部誠/Makoto Hasebe (JPN),
JULY 5, 2018 – Football / Soccer :
Japan national team attend a press conference after arriving
in Chiba, Japan.
Japan lost the FIFA World Cup Russia 2018 round of 16 ma… by 写真:森田直樹/アフロスポーツ
昨年のロシア・ワールドカップ後に日本代表からの引退を表明。
2006年1月に代表デビューし、3度のワールドカップで主将を務めてきた長谷部は、愛してやまない代表に笑顔で別れを告げた。
■いま、ブンデスリーガで輝きを放っている
リーグ前半戦の”ベストCB”に選出
この度、#長谷部誠 選手が.@kicker_jp が選ぶ.@Bundesliga_JP 前半戦のベストCBに選出されました
今シーズンは後方から攻撃のタクトも振るい、攻守共に大活躍
後半戦も #長谷部 選手から目が離せません
#SGE/#アイントラハト/#フランクフルト pic.twitter.com/1eG3CuqCER
フランクフルトに所属する元日本代表MFの長谷部誠が、DF部門で1位に輝き、ベストセンターバックと評価された。
同誌が試合ごとにつけた選手採点の平均点をベースにランキングが決定された
■プレーで掴んだ絶大な信頼
序盤は出場機会を失っていた
昨夏のワールドカップ参加の影響から、フィジカル面で問題を抱えていた長谷部。
さらに、今季から就任したヒュッター監督が採用するシステムで居場所を失い、開幕当初はベンチ入りすらままならない状況だった。
3バックシステムに変更後、”不動のリベロ”として輝きを取り戻す
しかし同監督が4バックから3バックに変更すると、長谷部はリベロとして出場機会を得るようになり、守備の中心人物に。
チームも調子を上げ、ELでは6戦全勝でGL首位通過を果たすなど、公式戦11試合負けなしの躍進に欠かせない存在となっている。
現在は16試合連続でフル出場中
■これまでにないタイプのCB
体格やスピードでは劣るが、豊富な経験と視野の広さを生かし、デュエルの先の展開を予測してボールを奪って味方に配給する。
パワーが前面に押し出されるブンデスリーガにおいて出色の存在で、周囲を納得させるプレーを見せた。
元ドイツ代表DFのユルゲン・コーラー氏も「彼が首位についたのは妥当」とし、そのプレーは“国際級”と評価している。
ポジション別ではない全体のランキングでも12位となっている
34歳とベテランの域に達した今も”進化”を続け、ブンデスリーガでの日本人選手最多出場記録を更新中の長谷部。
フランクフルトは契約を2020年まで延長しており、引退後のフロント入りを望む声すら上がっているという。
クラブ首脳陣は「彼は選手としてだけでなく、1人の人間としても重要。私のイメージ通りの模範的なプロ選手だよ」と話している。