ダークファンタジーにミステリーに!ストーリーの完成度が高い4コマ漫画

この記事は私がまとめました

syuzokuさん

▼日本一泣ける4コマ漫画と称される名作

作者:業田良家

初期はイサオとそれに従う幸江のギャグが中心であったが、中期以降はストーリー4コマになり、最終回に突入するドラマチックな展開は「泣ける4コマ」として定番になる。

四コマ形式という短い起承転結でも、登場人物の気持ちが良く表現されていました。一気に読み進め、じんわり胸が暖かくなりました

負の連鎖や貧困に苛まれつつ、ブレないゆきえさんの生活力に励まされる

▼棺を背負った主人公と蝙蝠が旅をする童話風4コマファンタジー

作者:きゆづきさとこ

クロは棺を背負い、人語を話す蝙蝠のセンと一緒に旅をしていた。

1ページ目から最終ページまですべての話、コマ、絵が、とても細かく作りこまれているのかと思うような完成度の高さが伝わります

4コマ漫画の体裁ゆえの制約にも関わらず、世界観を見事に表現している画力。ファンタジーとして充分に読み応えのあるストーリー

今作は1話の中で4コマを連作にする「ストーリー4コマ」ですが、幾話にも続く各回の間でも伏線が上手く機能し、4コマでない通常の漫画に近い魅力も兼ね備えています

▼輪廻転生がテーマのダークファンタジー

作者:小池田マヤ

北海道のとある田舎町で牧場主を勤める10歳の少年・石狩不思議は、母親が自分を生んで死ぬ直前に託したという化石のネックレスを探していた。

4コマといういつもの作風ですが内容は重め。ペンではなく筆で描いているのではと思われる絵も多く、線が安定していないので不安感を演出できているように感じました。この作風は内容に合っていると思います

▼4年前の炎上事件について探っていくミステリー

作者:湖西晶

左右田神社は4年前の炎上事件によって4人の死者を出し、現在はダムに沈んでいた。
18歳の新米記者・古浦果子は事件について探るべく、現場を訪れるも、突然、事件前の神社にタイムスリップしてしまうのだった。

作者の前作『ソーダ屋のソーダさん。』のスター・システム作品。

ミステリー要素もファンタジー要素もあり、そしてえちぃ要素もほんわかとした雰囲気も兼ね備えている

湖西作品の中でもとりわけ評価の高い『ソーダ屋のソーダさん。』のスターシステム作品の四コマ。あちらを知らなくても楽しめるが、知っているとより楽しいかも知れない。今回もストーリー性に重きを置いたミステリーな内容での1冊完結作

▼記憶を失くした少女が夜森の国に迷い込む!

作者:はりかも

夜森の国は現実世界で心に傷を負って、目覚めに迷う者たちが集まる夜の国だった。
私は記憶を無くしたが、この森に住んでいる黒髪の少女「夜森」と出会い、新しい私「ソラニ」として無くした記憶を探し始めた。

ダークな設定ながらもキャラの掛け合いが楽しく、そんなに暗くならないのがいいですね

不思議の国のアリスを思わせるダークなミステリアスさとパタパタと動きまわるマスコット的可愛さが同居した作風は、どこを切り取っても絵になる一冊の絵本のよう

▼思春期の少年少女たちの葛藤を描く4コマ

作者:野広実由

少女は柔らかく肉付いた身体に、いやらしさを感じつつも毎日を過ごしていた。

淡い、あの頃の気持ち…。読みやすく、好みの作風でした

第二次性徴における、「少女から女へと体が変化していく」淡い不安を見事に表現していると思います

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