・高畑勲監督の死去は世間に衝撃を与えた
宮崎駿監督(77)と並ぶ日本アニメーション界の巨匠で、ジブリ映画「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」などを監督した高畑勲(たかはた・いさお)氏が5日、東京都内の病院で死去した
関係者によると、高畑監督は昨年の夏ごろに体調を崩し、その後入退院を繰り返していた。心臓が悪かったという情報もある。
昨年11月に高畑監督に会った別の関係者によると、以前よりも痩せていて、歩く時は体を支えられていたという。
この関係者は「子供のような好奇心でキラキラした表情が印象的な人だが、元気がなく、全く違った人みたいだった」と話した。通夜、葬儀は近日中に営まれる。
・ショック…信じられない…。
高畑監督亡くなったのか…
前にやってたジブリ特集みたいなやつがすごい好きで、録画よく見てたし、ジブリめっちゃ好きだからなんかショックだな…
また一人アニメ界から旅立ってしまった…
宮崎監督にとっては一番ショックだろうな…
ジブリ作品もそうだけど、個人的には、高畑監督がテレ朝のドラえもんの企画書を書いて下さったおかげで、今日のように放送されるようになったのだろうから、本当に偉大な方である
謹んでお悔やみ申し上げます
高畑勲監督が亡くなりました。
ここ数年の高畑監督の闘病生活は壮絶であり、いつかこの日が来ることを覚悟しつつも、一日でも長生きして欲しいと心底願っておりました。
余りに多くの思い出が駆け巡り、言葉になりません。
今はただひたすらに感… twitter.com/i/web/status/9…
スタジオジブリは元々、宮崎監督とその盟友・高畑勲監督の映画を作るために設立されたアニメスタジオだった。
完璧主義者で理想の高い高畑監督の異常なこだわりは、用意された時間と労働力を、限界を超えて費し、スタジオジブリをはじめとする製作環境の屋台骨を軋ませながら、今までに規格外の名作を生み出してきた。
実写ドキュメンタリー『柳川堀割物語』は、日本に残る、古い水路や水門の仕組みや歴史、そこでの生活について執拗に追った、ただただ研究的な作品
『火垂るの墓』(1988)は野坂昭如の小説を基に、戦禍の中、過酷な運命をたどる兄妹の姿を描いた作品。
映画の公開時、『火垂るの墓』と『となりのトトロ』は2本立てで同時上映されていた。
戦争の悲惨さを学べるアニメ映画として頻繁にテレビ放送もされているが、高畑監督は「心や感情は人間にとって大事なものだけど、あっという間に変わる危険性がある。結局、理性が(人間を)支えている。戦争がどうやって起きるかを学ぶことが、それを止めるための大きな力となる」と語った。
物語は、主人公である27歳のOL・タエ子が、親戚の農作業を手伝うため山形を訪れるなかで自分が小学5年生のころ(1966年)に体験したさまざまなできごとを思い出すという形をとっている。
山形県・高瀬地区をリサーチし、紅花畑や有機農法など「農家の嫁」の前提を踏み固めていました。
アメリカでの配給権は、「かぐや姫の物語」「思い出のマーニー」などと同じくGKIDSが獲得。
大人になったタエ子の英語吹替を担当するのは、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のヒロイン、レイ役に抜擢されたデイジー・リドリー。また、「スラムドッグ$ミリオネア」「チャッピー」のデーヴ・パテルが、タエ子と知り合い、交流を深める男性・トシオの吹替を務めた。
『平成狸合戦ぽんぽこ』は、1994年に劇場公開されたスタジオジブリ作品。
高畑監督いわく、『平成狸合戦ぽんぽこ』は総天然色漫画映画。もともと杉浦茂氏の『八百八だぬき』の原案から走りだした企画でもあり、人目のない場所では二本足で歩き、「化け学」で合体して巨大じゃんけんする狸たちは、昔の「テレビまんが」然とした表現
一方で、多摩丘陵のリアル描写は容赦なくガチ。山林が切り崩されてハゲ山に変わる過程を刻々と描き、狸もネズミを捕食して四本足で走る獣そのもの。