関東と関西でまるで違う!春ドラマでわかった「視聴率」の地域差

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aku1215さん

◆ドラマの視聴率低迷が叫ばれて久しい

『101回目のプロポーズ』(1991)

脚本:野島伸司
出演:武田鉄矢、浅野温子、江口洋介、石田ゆり子

最高視聴率36.7%

『101回目のプロポーズ』『東京ラブストーリー』『ロングバケーション』(すべてフジテレビ系)などの連続テレビドラマが社会現象になるほどの爆発的な人気を博したのも今は昔。

<2017年民放プライム帯連ドラ「局別」平均視聴率ランキング>
1位 テレビ朝日 13.0%(12作品)
2位 TBS    10.7%(12作品) 
3位 日本テレビ 9.4%(12作品)
4位 フジテレビ 7.4%(15作品)
5位 テレビ東京 6.0%(4作品)

プライム帯=19:00 – 23:00

◆しかし、通常目にするのは関東のリアルタイム視聴率に過ぎない

視聴率に関する記事はたいていの場合「関東地区、ビデオリサーチ調べ」で、特に書かれていない場合は「リアルタイム視聴率」のこと

日本全国を単位とした視聴率調査は行われていません。日本の放送エリアは32地区あり、それぞれの放送エリアごとに調査をしています。

調査世帯数は地域によって異なり、関東地区では900世帯、関西・名古屋地区では各600世帯、それ以外の地区はすべて各200世帯となっています。

従来の「リアルタイム視聴率」だけではなく、録画した番組を見る「タイムシフト視聴率」も調査対象とし、この2つを統合した「総合視聴率」も新設。つまり、「リアルタイム視聴率」「タイムシフト視聴率」「総合視聴率」の3つで視聴率を示すことになった。

2016年10月から

◆“惨敗”と言われた『花のち晴れ』だが、実は他の地区で大健闘

神尾葉子原作の『花より男子』の続編、資産家や大企業の社長の子弟が通う英徳学園と、そのライバル校・桃乃園学院を舞台に、英徳学園に通う江戸川音を取り巻く学園ラブコメディ。

かつての『花より男子』は、1期目が全話平均視聴率19.8%、2期目はさらに上昇して同21.6%を記録した大人気シリーズだっただけに、TBSも今作には並々ならぬ期待をかけていたに違いない。だが、ふたを開けてみれば初回視聴率は7.4%と惨敗に終わった。

関東地区

初回が放送されたTBS系ドラマ「花のち晴れ~花男Next Season~」の平均視聴率が関西地区で12.4%だったことが18日、分かった。7.4%だった関東地区を5ポイント上回った。

静岡地区=14.3%、新潟地区=13.8%、名古屋地区=12.0%、札幌地区=11.0%

◆坂口健太郎主演の『シグナル』も関西と関東ではまるで違う

過去の事件で心に傷を負い警察を信じられない警察官・三枝健人を演じる。韓国で数々の賞を受賞したドラマ「シグナル」の日本版で、現在の刑事と過去を生きる刑事が無線機を通じて協力し、未解決事件を解決していくヒューマンサスペンスだ。

初放送は関東地域で9.7%、関西地域で12.9%を記録した。第2話は関東地域で8.4%、関西地域で14.3%を記録した。

関西テレビは、同局が制作するドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」の第1話の見逃し配信の合計再生回数が100万回を突破したと発表。100万回超えは同局制作のドラマで初めて。

◆これには関西特有の理由もあるみたい

平日夜間においては東西差が出ていることがわかった。具体的には関東より近畿で民放テレビがよく見られており,それは関東で近年,夜間の視聴が減少したことに対して,近畿では依然としてよく見られていることによって生じていた。

NHK全国個人視聴率調査 長期分析の結果から(2015)

年齢別では午後9時から11時台にかけて、20歳から50歳の人たちの視聴が関東地方よりずっと高いのである。

放文研の研究発表の最後に、「近畿の視聴者は見たい番組を《専念視聴》する傾向がある」と結論付けている。ながら見ではなく、一所懸命にテレビを専念して見ているのだ。特に平日夜間の専念視聴が顕著。

放文研=NHK放送文化研究所。視聴率のビデオリサーチとは違う手法で視聴調査を長期的に実施。

◆そしてついに『ブラックペアン』は新潟地区で大台突破の24.0%

主人公・渡海が「外科医の腕を必要としない」手術用最新医療器具の導入をめぐり、病院・研究室と製薬会社、医療機器メーカー、厚生労働省などとの癒着問題や不正を暴いていく、医療エンタテインメント。

渡海役:二宮和也

『ブラックペアン』(毎週日曜21:00~)の第1話が22日に放送され、平均視聴率が13.7%だったことが23日、わかった(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)。

「ブラックペアン」の第1話が22日に放送され、関西地区平均視聴率が19.8%だったことが23日、分かった。

新潟地区24.0%、札幌地区=14.2%、福島地区18.5%、静岡地区=16.8%、名古屋地区=17.9%、広島地区=17.1%、北部九州=14.9%

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