■はしか
はしか(麻しん)ウイルスに感染することによっておこる伝染病です。人から人へ直接うつり、伝染力が非常に高い病気です。
感染経路は空気感染を始めとして飛沫感染・接触感染と多彩である(空気感染もするので、たとえ患者に触れなくても、たとえ飛沫を浴びなくても、ただ患者がいる部屋の空気を吸うだけでも感染しうる)。
初期には鼻水やくしゃみ、38℃前後の熱など、風邪に似た症状があらわれます。目やにや目の充血をともなうこともあります
麻しんの免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症します。また、肺炎や脳炎などの合併症を引き起こすこともあります。
一度熱が下がり気味になりますが、再び40℃近くまで上昇するとともに全身に小さくて赤い発疹が出現します。顔や耳の後ろから始まり、体幹、そして手足の順で全身に広がります。
平成18年6月より小学校入学前の2回目接種が加わり2回接種となりました。現在のはしかの定期予防接種は次の通りです。1期:1歳代(1歳の誕生日から2歳の誕生日の前日まで)2期:小学校入学前の1年間
2018年時点で26歳以上の人々でワクチン接種を受けた人は約半数なのに対し、37歳以上の世代ではわずか20%ほどであり、さらに上の世代ではわずか10%ほど
2回接種していない場合、または接種既往が不明の場合には予防接種を受けることをおすすめします。
妊娠3カ月以内の妊婦が感染すると、胎児に重大な影響が出ることがありますので、なるべく子どものうちにワクチンを接種することが非常に重要
■そんな「はしか」が日本で流行している。感染は沖縄から始まった
はしかを巡っては3月、台湾から沖縄に旅行に来ていた男性がはしかと診断され、立ち寄り先の店の従業員などから県内で感染が拡大していました
沖縄で麻疹の流行が始まった3月下旬以降、国内での感染者数が増えており、現在は100人余りに上っている
9日ははしかの疑いがある12人分の検査を実施し、2人が陽性だった。内訳はいずれもうるま市に住む0歳女児と4歳男児。
沖縄県で90人、愛知県で15人など、すでに1都1府9県で100人を超える患者数が報告されている(5月4日時点)
沖縄県、愛知県などではしかの感染者が相次いでいる中、兵庫県内で今年初めてはしかの患者が確認された
人の移動が活発になるゴールデンウイークが終わり今後、各地で感染者が出る恐れがある。
■そしてとうとう首都東京に感染者が
東京都町田市の30代女性がはしかに感染していたことが10日、判明した。
厚生労働省は、一連の感染が東京にも拡大したとみている。
町田市などによりますと、市内の30代の女性は今月6日から発熱や発疹の症状が出て、8日に遺伝子検査ではしかに感染していることが確認されました
沖縄県から川崎市などを訪れていた20代女性が今月2日、検査結果ではしかと判明。この女性と町田市の30代女性は4月23日、同市内の同じ医療機関を訪れていた
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