■人手不足が深刻だ
東京商工リサーチや帝国データバンクによれば、「求人難」「人手不足」による倒産が増加しているという。
日本企業を襲う人手不足。人口減少を背景にする労働者の不足により、廃業に追い込まれる中小企業も増えてきた。
運送業のドライバー不足で引っ越し難民が出るなど、影響は少なくない。
■よって、社員・従業員の離職は避けなければならない
企業としては、人手不足の状況を解消しなければなりませんが、昨今は単に求人を出すだけでは人材を集められなくなっています。
人手不足の現状打開のため、多くの企業が労働条件の改革に着手しています。賃金を上げる、労働日数・時間を減らす、企業指定休暇を増やすなどの努力が見られます
採用活動しても人がなかなかとれない。人手不足は今だけ。既存社員に残業や休日出勤等で頑張って貰うことで、今の危機を乗り越えていこうとする会社
■離職を避けるには「前兆・サイン」を見抜く必要がある
毎日一緒に働いている同僚や上司が転職をしようとしていたら……
優秀な部下に辞められるのは、会社としても大打撃。また、部下に辞められたら自分の評価も下がる
「職員が離職を決める過程」で、どんな兆候や行動があるので しょうか? この兆候段階で対策を打てば、「離職に歯止め」を掛けられるかもしれません。
■どのような兆候・サインが離職を考えている時の行動なのか?
不審な行動がある。・有給を取ることが急に増えた(男性/38歳/通信)・休みがちになる(男性/43歳/その他)
表情や行動には、「表情がイキイキしていない」「作り笑顔」「行動に積極性がない」など、言葉とは違った心の状態が潜んでいる
今まで黙っていても書類提出期限を順守していたのに、催促しないと 提出しないようになった(4) 小さなミスが連発している (5) 朝の挨拶に元気がない
1位 不平不満を言うようになった 17.0% 1位 定時で帰ることが多くなった 17.0% 3位 同僚と言葉を交わす数が減った 14.0%
今まで昼は他の社員と食べていたのに急に一人で食べるようになった。手の空いた時間に求人サイトを見ていることがある。
転職活動を始めると、選考状況について転職エージェントから電話がかかってくるようになります。そのため、たびたび私用の携帯電話を持って席を外すことが多くなります
「辞めたい」と思いながら嫌々仕事をしている場合は、あえてコミュニケーションを避けていることもあります。
評価されないことを嘆いている(男性/28歳/金融・証券)・仕事が手抜き、自分の仕事を引き継ぐためのまとめをしている(女性/25歳/不動産)
「いらっしゃいませ」や「またお越しください」のひと言も、心からのもてなしや感謝から言っているのか、ただマニュアルに従って言っているかは、その表情や行動から感じることができるはずだ。 同様に、部下の表情や行動も、場合によって別な思いや心理状態を反映
仕事全てに心がこもらなくなります。
■ネット上には「仕事やめたい」「転職したい」ツイートが溢れている。あなたの部下、同僚大丈夫ですか?
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