芥川賞候補3回目!星野源も憧れた「松尾スズキ」ってどんな人?

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aku1215さん

◆3回目となる芥川賞候補に名前が挙がった松尾スズキ

第159回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が発表された。選考会は7月18日、東京・築地の「新喜楽」で開かれる。

2018年

演出家・俳優の松尾スズキ(55)が『もう「はい」としか言えない』で3度目の芥川賞にノミネートされた。

■第159回芥川龍之介賞 候補作(掲載誌)
小谷田奈月『風下の朱』(早稲田文学初夏号)
高橋弘希『送り火』(文學界五月号)
北条裕子『美しい顔』(群像六月号)
町屋良平『しき』(文藝夏号)
松尾スズキ『もう「はい」としか言えない』(文學界三月号)

◆松尾は元々は劇団「大人計画」を主宰する演劇人

1962年12月15日生まれ、福岡県北九州市出身の日本の俳優/演出家/映画監督/作家。劇団“大人計画”主宰。

九州産業大学芸術学部卒業後、上京してサラリーマンとなるも頓挫。80年代後半に雑誌で団員を募集し、劇団大人計画を26歳で設立。

その後ほとんどの作品で作・演出・出演をこなす。97年に岸田國士戯曲賞を受賞した「ファンキー!~宇宙は見える所までしかない~」で一躍注目の的になる。常に“日常”をシビアに描くその内容には高い評価が送られている。

◆クドカン、阿部サダヲ、星野源など多くの才能を輩出

左から松尾、平岩紙、阿部サダヲ、宮藤官九郎

様々なジャンルで活躍中の星野源さん。役者をやりたい!と強く思わせてくれたのは、高校時代に観(み)た松尾スズキさん主宰の劇団「大人計画」の舞台だ。

星野は松尾スズキが主催する「大人計画」という劇団の所属俳優として、本格的なキャリアをスタートさせた。

◆大人計画以外でも演出 長澤まさみ主演の『キャバレー』は話題に

松尾と長澤まさみ

活躍の場は劇団のみに留まらず、劇団外の公演にも作品を多数提供。

ミュージカル「キャバレー」の初日を終え、長澤まさみの“艶技”が話題になっている。ブロードウェーミュージカルとしても有名な「キャバレー」を松尾スズキが演出(初演は07年)。

2017年

本公演以外にも、松尾スズキによるプロデュース公演『日本総合悲劇協会』などの企画公演も定期的に開催。

◆俳優としても活躍し、『あまちゃん』などで個性的な演技を見せる

『あまちゃん』(2013)

甲斐さん役:松尾スズキ

2005年『イン・ザ・プール』で初主演を果たす。その他の主な出演作に、映画『R100』『俺俺』、TBS『変身インタビュアーの憂鬱』、NHK『あまちゃん』、テレビ東京『まほろ駅前番外地』など。

◆映画監督もこなし、脚本家としても高い評価

出典eiga.com

『ジヌよさらば』撮了場面

松尾と主演の松田龍平

2004年、映画『恋の門』で映画監督デビューを果たす。同作はヴェネツィア国際映画祭へ出品された。

映画『ジヌよさらば~かむろば村へ~』監督・脚本・多治見役/松尾スズキ「長編監督作としては3作目になりますが、自分としては成熟したと思っています。」

2015年

08年、映画『東京タワー オカンと僕と、時々、オトン』で第31回日本アカデミー賞最優秀脚本賞受賞。

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