■一般家庭にもすっかり普及した「温水洗浄便座」
内閣府が2018年3月にまとめた消費動向調査によると、2人以上世帯の家庭の温水洗浄便座普及率は80.2%
温水洗浄便座のトイレしか使えない、なんてほど病みつきになってしまった人もいるほど
暖房便座機能やふたの自動開閉、さらには脱臭、抗菌、防汚機能の搭載、また省エネにも配慮しての節電機能など、ますます多機能化が進んでいます
■もうコレ無しではトイレができない…という方も多いのでは?
ヤバイ、ウォシュレット無しでは生きられない身体になってしまった……ちょっと尻甘やかしすぎたか…
■しかし、ウォシュレットの使いすぎには注意が必要です
トイレットペーパーで拭くよりも、きれいに便を洗い流せると人気の温水便座ですが、実は使い過ぎによるトラブルもあります
近年では、温水洗浄トイレの使いすぎによる「温水便座症候群(ウォシュレット症候群)」という疾患もあらわれている
温水便座の使い過ぎや強くかけ過ぎが原因で、皮膚本来の皮脂成分まで流されてバリア機能が破綻して発生する
■「温水便座症候群」によるリスク
痒み
温水便座を使いすぎ、皮膚の油分が洗い流された結果、皮膚が乾燥しバリア機能が損なわれかゆみを生じます
肛門周辺の傷
強い水流で長時間(10秒以上)肛門を洗うと、肛門に傷が付く可能性があります
自然に排便できなくなる
ウォシュレットは、一時的に便秘解消効果が期待できることが分かっています
「ウォシュレット浣腸」に頼り切りの排便を何度も繰り返していると、ウォシュレットの刺激がなくては排便ができなくなる
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