自分は大丈夫。災害時の「正常性バイアス」の危険性

この記事は私がまとめました

03040さん

甚大な被害をもたらした「平成30年7月豪雨」

平成30年7月梅雨前線等による豪雨災害により、生命や身体に危害を受ける災害が発生しました。

逃げ遅れる原因のひとつに「正常性バイアス」というものがあります

非常事態の際、心の平安を守る防御作用です

正常性バイアス…心理学用語で、「自分にとって都合の悪い情報」を無視したり、過小評価してしまう人の特性のこと。

非常事態の際、「まだ大丈夫」と危険を過小評価し、避難するタイミングを奪ってしまう

正常性バイアスが原因で被害が甚大化することもある。

人は、危機的状況になったとき、精神が混乱しないように、
あえて大丈夫だと思い込む正常性バイアスという心理が働き、
そのため、逃げ遅れる方が多くなるとか。
くれぐれも、ご用心下さいね。

東日本大震災の時も「うちまで津波は来ないだろう」と判断してしまい、避難が遅れて流されてしまった人達がいた。これを心理学用語で正常性バイアスというんだよね #NHKスペシャル #NHK

確かに地震の時よりも正常性バイアスは水害の時に感じやすいと思う。多分「自分は大丈夫」「まだ大丈夫」っていう根拠のない自信は「赤ちゃんいるし避難場所より多少不自由でも自宅の方がいい」「避難したくても、障害があったり高齢だったりで難しい」っていう選択の余地がない人ほど抱きやすいのかも

正常化バイアスはある種の自我防衛機能であり、災害時に正常化バイアスなく避難することはそう簡単なものではありません。

過去の事例からも、地震、洪水、火災などに直面した際、自分の身を守るために迅速に行動できる人は、“驚くほど少ない”ことが明らかになっています。

正常性バイアス。恐ろしい言葉です。
人間はかくも学習しない生き物である。
岡山県真備町の避難指示が出たあとの避難率は驚きの0.1%。この事をどう捉えるべきか。

正常性バイアスってのが一番厄介なんでしょうね。そういう心理があるってことをもっと周知できればいいと思います。それに気づけていれば多少なりとも行動が早められるかもしれない。でも実際はやっぱむずかしいんだろうなぁ。

過去の災害から何を学ぶか

この災害から何を学ぶか。何より忘れてはならないのは、避難勧告が出たら、とにかく避難すること。まだ大丈夫だろうっていう正常性バイアスが働いても、必ず避難すること。避難して何事もなくてもその行動を称賛する風潮を。事情があるにせよ、避難していれば最悪の事態は免れたのにという事例が多い。

#NHKスペシャル 「今までになかったから避難しなかった」って、東日本大震災の大津波警報と全く同じじゃん。過去の災害の教訓から何も学んでない。
正常性バイアスなのも分かるんだけど、自分の命は自分で守らなきゃ。誰かに守ってもらおうじゃダメだよ。

今回みたいな災害や突発的に起こる事故では、自分は大丈夫と思い込む正常性バイアスが一つ目の落とし穴、そして周囲にいる人と同じ行動をする事で安心してしまう多数派同調バイアスは、決断を鈍らせる大きな要素。

日本人は特にこの二つのバイアスにかかりやすい。

直感を信じて行動する勇気が必要。

防ぐためには、
・避難訓練をたくさんする(避難=異常という固定概念をなくす)
・常に危機感をもつ
くらいしかないのかな。
危機感は正常性バイアスによってすぐに薄れてくるから、意識的に危機感を保つ必要があるから難しいんだけどね。

緊急事態下で的確な行動を取れるか否かの明暗を分けうる「正常性バイアス」の働きを、過去の災害が示唆する教訓として、私たちは理解しておきたいものです。

▼関連まとめ

1

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする