★『傍流の記者』
格好つけるな。噓をつくな。強がるな。おまえも本当は、部長になりたいんだろう? 優秀な記者ばかりがそろった黄金世代。しかし、社会部長になれるのはひとりだけだった。
傍流の記者(本城雅人/新潮社)、読了。
なるほど、そういう結論に至ったかぁ……。最後、ぐっときたな。
『傍流の記者』(本城雅人/新潮社)読了。黄金世代と呼ばれる、社会部のエース同期組の出世レースを軸にした、熱いオトコたちの骨太な人間ドラマ。著者自身が新聞記者出身ということで、相当リアルなんだろうと思いながら読み進めた。スクープ、社内抗争、一面の奪い合い、仕事と家族。読み応えあり。
★『ノーバディノウズ』
メジャーを代表する東洋系スラッガー、“ジャスティン・キング”。大都市球団へのトレードを拒み続ける彼の正体を探る者たちが姿を消す。最後に日本の新聞記者が辿り着いた驚愕の真実とは。
ハムTLで話題の(?)本城雅人氏「ノーバディノウズ」読了ですよ(・ヮ・)男の美学はね、自分にはちょっと難しいね。とはいえ、久しぶりの野球小説、読後の満足感は半端ないです。
ブクログのタイムラインで気になっていた本城雅人『ノーバディノウズ』、野球が好き&ミステリーが好きな人はかなり読んでて楽しいミステリーだと思う。まさに、俺得な本。メジャーリーグで活躍する東洋人本塁打王の隠された秘密を追う『火車』系の人物ミステリー。
★『ミッドナイト・ジャーナル』
世紀の大誤報を打ち、飛ばされた3人の記者。その七年後、児童連続誘拐事件が発生。関口豪太郎はかつての事件との関連性を疑い、藤瀬祐里は応援に合流し、整理部員となった松本博史は静観する。
本城雅人の「ミッドナイトジャーナル」読了。フェイクニュースが取り沙汰されてる昨今、連続少女誘拐事件で誤報をうってしまった記者が再び起きた誘拐事件を追うお話。犯人探しよりも新聞記者の特ダネを狙う駆け引きが面白かった。毎朝読んでる新聞って、こんなふうに作られてるのね~
本城雅人「ミッドナイト・ジャーナル」読了。
テンポが良く、スピーディーな展開でほぼ一気読み。
記者と警察幹部との、情報に関するやり取りが面白かったです。
社内や他社との腹の探り合い、記事の差し替えの場面も読みごたえがありました。
64は警察側からの視点、今作は記者側からの視点。
本城雅人
「ミッドナイト・ジャーナル」
読了!
自分も記者になった気がする。
面白かった。
刑事、記者達の苦労や苦悩、憤り、細かい描写がうまく練り込まれ、次へ次へと引き込まれる。
★『トリダシ』
東西スポーツ野球部のデスク鳥飼は、「影のGM」と噂されるほど優秀な記者だが、露骨で下品な言動と、なりふり構わぬ取材ゆえ、社内外でも敵の多い人物だ。
『トリダシ』(本城雅人/文藝春秋)読了。スポーツ新聞の、癖のある野球部デスク・鳥飼を中心にして紙面づくりを描く。スクープをめぐる球団との駆け引き、他紙とのだまし合い、社内での競争など、生々しくて面白かった。モデルになってる球団はあそこだな。うん。第18回大藪春彦賞候補作。
一つ言えるのはこの時期に読むと面白さ倍増かと(笑)
監督交代とかヘッドの要請とか、ドラ1が指名拒否してMLBとか…たぶん興味ない方はどーでもいいニュースに我々野球ファンは一喜一憂しますが、それを作ってる方にスポットを当ててみると、スポーツ新聞も倍面白いですね
#トリダシ
弱小球団、横浜ベイズの副GM大野は、独自のセイバーメトリクス理論で、チームを見事に立ち直らせる。だが、一方で、球界全体を揺るがす途方もない計画が進行していた。
本城雅人『球界消滅』(文藝春秋)読了。ぶっとんだ。個人的な好みで言えば年間ベストかも。鋭い野球小説であり斬新な経済小説であり手に汗握る企業サスペンスであり戦う人々の話であり……自分の職場に「黒船」が来たときどうするか、これはただ野球だけの話じゃないぞ!
昨日なんとなく買った本、本城雅人『球界消滅』がかなり面白い。まだ全部は読んでないが日本球界12球団から4球団に編成してMLBと統一するという設定自体も面白い。これは一気に読みきろう