春の値上げラッシュが通信販売にも余波…大手通販サイトが送料無料を廃止に

この記事は私がまとめました

値上げだけじゃなく、無料サービスの廃止という手もあるんですね。。

▼ビール、たばこ、電気料金など今年の春は値上げが多い

アサヒビールの値上げは2008年以来10年ぶりとなります。前回の値上げビールの製造に不可欠な麦芽や缶材など原材料価格の高騰を受け、大手が家庭用、業務用とも値上げに踏み切りました。

主に業務用に販売している瓶やたるが対象で、缶は含まない。大瓶の店頭価格では10%前後の値上げになる見込み。競合他社の追随も予想される。

ビール系飲料が原価割れに追い込まれる背景には、酒離れによる消費量の減少に加え、物流等のコスト負担の増加もあるようだ。車両やドライバー不足による物流費の上昇は物価に影響を与えている。

日本郵便は9月5日、宅配便「ゆうパック」の個人向け運賃を、2018年3月1日から110~230円値上げすると発表した。

運ぶ負担が大きい重さが25キロ超30キロ以下の荷物向けには「重量ゆうパック」を新設し、通常の運賃に500円を加算する。

同社の横山邦男社長は記者会見で、労働需給の逼迫などで人件費が増加する中、「サービスを長期安定的に提供するために必要な措置」と説明した。

ネスレ日本(神戸市中央区)は7日、2018年の事業戦略発表会を東京都内で開き、コーヒーの一部商品を4月1日出荷分から値上げすることを明らかにした。

飲料メーカー大手のネスレ日本は、4月1日より「レギュラーソリュブルコーヒー」の価格を平均で約20%値上げすると発表した。

物流費の高騰が主な原因。ネスレ日本の物流費推移は2015年を100とした場合、2017年は146と約1.5倍に増えている。

▼ファンケルは通販販売事業での送料無料サービスを廃止

ファンケルは4月下旬から、通信販売事業において送料無料を廃止し、一律送料100円にする。3月23日行われた新中期経営計画説明会で、同社の島田和幸社長が明らかにした。

委託先の宅配会社から大幅な値上げの要請があり、企業努力ではコスト上昇分を吸収しきれなかったことから送料を引き上げるという。

また、3000円未満(同)の購入の場合、送料が360円かかっていたが、同日以降は100円値上げし、460円となる。

昨今の報道にもありますとおり、宅配業界においては、配送量や再配達件数の増加により、労働力の不足が社会問題になるなど、様々な背景から従来の配送サービスの維持が困難な状況にあります。

こうした状況を受け、弊社では知恵と工夫をこらし、物流センターの効率化、配送箱の見直しなど、様々な努力を行いました。しかしながら、このたびの値上げは過去に例のない規模であり、その全てを負担し続けることが、困難な状況に陥っております。

▼総合通販大手のベルーナも送料無料を廃止に

総合通販大手のベルーナが通販の送料を4月1日以降、順次値上げする。総合通販(アパレル)や看護服は送料無料を廃止。食品やワインは送料無料の条件となる購入金額を引き上げる。

同社は改定の理由として配送運賃の高騰を挙げており、「現状の送料価格を維持することが大変困難な状況となっております」とコメントしている。

「アパレル」は現在、1回の注文金額5000円以上で送料無料となるが、4月1日以降は送料190円を徴収する。1回の注文金額が5000円未満の場合、4月1日以降も送料は従来通り490円。

ニッセンホールディングスの通販子会社ニッセンは3月29日、通販の送料を改定する。インターネットでの注文は送料を140円値下げし、電話やハガキの注文は50円値上げする。

現在、送料は全国一律490円。インターネット経由の注文で1回の購入金額が5000円以上の場合は送料無料。3月29日以降は、インターネットでの注文は送料が350円、電話・ハガキでの注文は送料が540円になる。

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