■猛暑によって熱中症患者が急増している
連日の最高気温が35度を超える猛暑日が続き、中には40度近くになる地域も。その中で特に問題となっているのが「熱中症」だ
連日の猛暑で危惧される「熱中症」。消防庁の発表では、7月9日~15日までの全国の熱中症による救急搬送者は9956人
小児や高齢者、持病のある人は体温調節機能が弱く、特に熱中症にかかりやすいため、「熱中症弱者」としての認識が重要だ
どちゃくそ体がだるく、しんどいので、わりと身の危険を感じています。
この後、7時からバイトなのが一番てぇーへんだぁー。
■この熱中症予防として役立つのが「汗」だ
ヒトは、進化の過程で体毛を退化させ“汗”を獲得したことで、日中暑い時間帯に動物を長時間追いかけても過度の体温上昇が起こらず、一方、追いかけられている動物は過度に体温が上昇し、動けなくなる
体温が上がると汗が出るのは、汗が蒸発するときに身体の表面の熱を奪って、身体を冷やしてくれるから
■大事な汗をかくために大事になるのが「汗腺」の働きだ
汗は、皮膚にある汗腺という器官から出てきます。汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺があり、ふだんかく汗はふつうは無色無臭です。
エクリン腺 (Eccrine sweat glands) は全身にあり場所によって密集度が異なる。ヒトにおいて主に体温を下げるために利用される
一方、アポクリン腺(アポクリンせん、英: apocrine gland[1])は、動物の外分泌腺の一様式。
気温が高い夏に汗をかいたり、運動をした時に汗びっしょりになるのも体温調節のための汗といえます。
■この汗腺(エクリン線)の働きには個人差がある
エクリン腺の総数はひとりにおよそ300万個、1平方センチメートルの皮膚に130〜600個も存在しています。130個と600個ではずいぶんと数が違うじゃないか、と思われるかもしれませんが、実際、汗腺の数には相当な個人差がある
少ない人で約200万個、多い人で約500万個、平均約350万個といわれています。
汗腺が少なくなると汗も出にくくなります。その結果、体外へ熱を出せないため真夏には熱中症になりやすくなります。
■更に機能面にも違いがある。なんと10歳の子供は大人の「40%」しか機能していない
子供は熱中症にかかりやすいそうです。それは体温調節機能が未熟なためで、 汗腺などが未熟なんだそう
10歳以下の子どもは汗腺が未発達で、大人の約40%しか機能しない
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