東京五輪は河瀬直美監督!オリンピック「公式記録映画」おすすめ作品

この記事は私がまとめました

aku1215さん

【夏季大会】

◆『オリンピア(民族の祭典・美の祭典)』(1938)

監督:レニ・リーフェンシュタール
脚本:レニ・リーフェンシュタール

「美の祭典」と併せて“オリンピア”二部作となる、36年ベルリン・オリンピックの記録映画。

ドイツが国家の威信を賭け、記録映画の先駆者リーフェンシュタール女史はダイナミックな映像表現を駆使して、すべてを一瞬に賭ける若者たちが織りなす栄光と名誉の競技を記録する。

クライマックスはマラソン。走る、したたる汗をぬぐう腕、大地を蹴る足。孫(現韓国籍)が優勝、日の丸がはためき「君が代」が流れる。

『オリンピア 第一部・民族の祭典』鑑賞。1936年のベルリンオリンピックの記録映画という体裁だが、伝説のレニ・リーフェンシュタールの代表作だ。冒頭の聖火リレーの妖しげなシークエンス、むむ、こやつ天才か。そして走り高跳びの美しさ。スローモーションで捉えられたそれは、なんとも美しい。

『美の祭典』(監督:レニ・リーフェンシュタール)

オリンピック映画の最高傑作であり、レニの代表作〝オリンピア〟の『民族の祭典』に続く第2部。ベルリンオリンピックの記録。ドキュメンタリー。スローモーション。ディゾルヴ。美しい画。スポーツを通して見える人間の美。

いい映画でした。

◆『東京オリンピック』(1965)

監督:市川崑 ほか
脚本:市川崑、和田夏十、白坂依志夫、谷川俊太郎
音楽:黛敏郎
撮影:宮川一夫 ほか

1964年に開催された東京オリンピックを撮影した、市川崑が総監督を務めた長編記録映画の金字塔。公開当時は「記録か芸術か」という論争まで巻き起こったという。

和田夏十、白坂依志夫、谷川俊太郎、市川崑の共同シナリオを軸に、ニュース、劇映画のキャメラマン一六四人が、イタリアテクニスコープ・カメラ五台と、二〇〇ミリ、一六〇〇ミリの超望遠レンズ、その他光学技術最高の技術をふるって撮影した。

競技記録の域を超えた演出で、選手たちの躍動する肉体と内面に迫る。

市川崑の「東京オリンピック」は傑作である。イチイチ文句をつけた人がいたというが今見てもすごい作品である。その時雪が積もっているはずもない雪を戴いた富士山が見える道を聖火ランナーが走る姿など秀逸である。

市川崑「東京オリンピック」
高度経済成長期、アジア初のオリンピック。ダイナミックなカメラ、テンポ良い斬新な編集。当時の技術とセンスが結集された、ドキュメンタリーを超えた傑作。脚本谷川俊太郎、音楽黛敏郎も良い仕事をしている。アベベがカッコイイ。170分65年作。
#cinema

監督:ユーリー・オゼロフ ほか
脚本:デリアラ・オゼロワ ほか
音楽:ヘンリー・マンシーニ

73年ゴールデングローブ賞に輝いたミュンヘンオリンピック公式ドキュメンタリー映画。

ミュンヘン・オリンピックの様子をそれぞれ8人の監督によりオムニバス形式で撮影した。

ユーリー・オーゼロフ(ソ連)、マイ・ゼッタリング(スウェーデン)、アーサー・ペン (米国)、ミヒャエル・フレガール(西ドイツ)、市川 崑(日本)、ミロス・フォアマン(チェコスロバキア)、クロード・ルルーシュ(フランス)、ジョン・シュレシンジャー(英国)

8人の監督

@setuko1234 「時よとまれ、君は美しい/ミュンヘンの17日」は好きですね。シナリオがないオリンピックなのにシナリオがあるかのように撮っているところが好き。

時よとまれ 君は美しい ミュンヘンの17日 【DVD】 amazon.co.jp/gp/product/B00… 近代オリンピックの問題をさらけ出した1972年ミュンヘン五輪。中学の時に観ているけど、再見して8人の監督の視点の面白さは痛快!「参加することに意義がある」の名言も皮肉にとれる

◆『白い恋人たち』(1968)

監督:クロード・ルルーシュ、フランソワ・レシャンバック
脚本:ピエール・ユイッテルヘーヴェン
音楽:フランシス・レイ

「男と女(1966)」「パリのめぐり逢い」のクロード・ルルーシュが、「アメリカの裏窓」のフランンワ・レシェンバックの協力を得て作った、フランスのグルノーブルでの第十回冬季オリンピック大会の記録映画。

開会式のリハーサル中、てんでバラバラの演技者達に業を煮やした指導員の女性がマイクで怒りの演説を始めるシーンや、夜の選手村でのひたすら華麗なパーティ・シーン等、演技の合間の空間に徹底的にこだわった演出が光る。

1
2

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする