・東京医大が不正な受験操作で再注目されている
東京医科大(東京)が今年2月に行った医学部医学科の一般入試で、女子受験者の得点を一律に減点し、合格者数を抑えていたことが関係者の話でわかった。
関係者によると、同大医学部医学科の一般入試の合格者数は10年に女子が全体の4割弱に達したため、「女子は3割以内におさえるべきだ」として、翌年以降、男子優遇の措置が取られてきたという。
不正な操作は二〇一〇年前後に始まっていたとみられ、最近まで続いていた可能性がある。
異例の操作に、Twitterトレンドの上位が「東京医大」「一律減点」「女子受験者」といった関連ワードが占めるなど、ネット上では大きな話題
・驚きの声が上がっている
東京医大の件、何時代ですか?って感じ。もう平成終わるんですけど。
信じられないし、関係者のコメント見てもまったく悪びれてないのが驚き
・有名人たちもこの件についてコメントしている
尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(71)が2日、自身のブログを更新。
「いや~驚きました!!驚きました!!文科省役人の息子さんを裏口入学させたかと思いきや 他方では、女子受験生のみなさんの得点を一律に減らし、入学差別していた つまり女子入学者数を押さえていたのです!それも一切公表せず、秘密裏に進めていたのです!」
「あまりにも時代錯誤 あまりにも大胆なやり方に言葉を失います」と吐露。
高須院長は、この問題について「強い信念があるなら東京男子医科大に改名すればよい」とツイート。
高須院長の投稿に、ユーザーからは「私もそう思います」「隠れてやるのが一番良くない」と共感の声が相次いだ。
強い信念があるなら東京男子医科大に改名すればよい。
東京女子医科大がオッケーなんだからなんの問題もないと思います。 twitter.com/tsuisoku/statu…
この問題が事実だとすれば、男子受験生は女子に比べてかなり有利な状況で試験に臨んでいたことになる
女性は結婚や出産を機に職場を離れるケースが多いため、女子合格者を全体の三割前後に抑え、系列病院の医師不足を回避する目的があったという。
この実態について、同大学の関係者は…「いわば必要悪。暗黙の了解だった」と説明しているという。
・2018年度の一般入試の受験者数と合格率
東京医大では、英語、数学、理科の3科目で行われるマークシート式の1次試験に合格した受験生が、面接や小論文などが行われる2次試験に進むことができる。
一八年度の一般入試の受験者数は、センター試験利用者や地域枠を除いて男子が千五百九十六人、女子は千十八人。
一次試験の合格率は男子19・0%(三百三人)に対し、女子は14・5%(百四十八人)だった。
二次試験を経た最終的な合格率は男子8・8%(百四十一人)、女子2・9%(三十人)。
・東京医科大については“裏口入学”疑いの件で注目されたばかり
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