■猛暑が続いている
アフロ
Pedestrians shade themselves with parasols in the heat in Ginza shopping district on August 3, 2018, in Tokyo, Japan. Temperatures topped 37 degrees Celsius in Tokyo, on Friday at 2 pm. According to … by 写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ
九州から関東、東北南部で猛烈な暑さ。熱中症に警戒。きのうに続き、東海地方を中心に40度くらいまで上がる所も。
今年の夏は異例の暑さとなっています。7月23日に、5年ぶりに全国の最高気温を更新(熊谷市で41.1℃)したり、今日の名古屋のように、今年初めて40℃に達した地点も
■この暑さは日本だけではない。全世界で異常な事態となっている
北朝鮮では7月末以来、一部地域では気温が40度を超すなど記録的猛暑となっており、コメやトウモロコシといった農作物に被害が出始めている。
ヨーロッパにまた熱波が近付いている。週末にかけて、気温は過去最高の48度を突破するかもしれない。
猛暑に見舞われているポルトガルは3日、各地で気温が上昇、内陸部の中部アブランテシュで45・2度となり、2003年に記録した同国の史上最高気温47・4度に迫る勢いとなった
欧州で熱波により気温が40度を超える事態となり、地中海沿岸諸国では2日、高度の警報が発令された。ドイツのエルベ川では、水位低下で第二次大戦中の兵器が露出するなどしている。
北欧では、海水温の上昇によって、一部の原子力発電所が出力低下や一時稼動停止に追い込まれている。今後、他の原子力発電所でも同様の事態が発生する見込み
■この暑さがひどくなり、2070年以降「中国」は熱波により居住不能になるという論文が発表された
中国の広大な範囲が気候変動や都市化などによって高温化し、今世紀中にそのほとんどの地域が居住不可能なほどの熱波(Heat Wave)に襲われるという論文が出された。
英紙ガーディアンは1日、「2070~2100年に生存不可能なレベルの熱波が中国を襲うかもしれない」と報じた。
温室効果ガスの排出量が大幅に削減されないかぎり、2070年から2100年までの間に、湿球温度35度以上の猛暑に見舞われる可能性がある
■なぜ中国なのか?
降雨量の相関関係では中国東部の場合、降水量が増えれば温度が下がる傾向があり、降水量が減少していることが中国東部の高温化に影響している
温室効果ガスの最大排出国であり、世界最大の人口を要する中国の最も人口が密集する地域が最大の影響を受ける
華北平原は、中国最大の沖積平野で、人口およそ4億人を擁する人口密度の高い地域であるとともに、灌漑農業が盛んなエリアでもある。とりわけ、集中灌漑は、温度と湿度を上昇させ、より厳しい熱波をもたらす
灌漑(かんがい)とは、農地に外部から人工的に水を供給すること。 農作物の増産、ランドスケープの維持、乾燥地帯や乾期の土壌で緑化する際などに利用される。
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