■熱中症よりも怖いと言われている病気があります
今年は猛暑が続いていますが、実は、熱中症だけでなく、「夏血栓」という恐ろしい病気もあるんです。
■夏血栓とは、『血栓症』の1つ
血栓とは血の固まりのことです。血栓ができただけでは特別な症状は現れませんが、これが血管をふさぎ、血流が滞ると、臓器に血が流れなくなります。
日本人の40歳台の5人に1人、50歳台で3人に1人、60歳台で2人に1人、70歳台ではほぼ全員血栓症であるといわれています
■では、なぜ『夏』がついているのか
血栓症の中で夏に起きるものを夏血栓と言います。なぜ夏限定なのかといいますと、血栓が発生しやすい時期が夏だからです。
また、アルコールの利尿作用で、体の水分が失われてると、血液が固まりやすくなるため、真夏の暑い日に冷たいビールを多量に飲むと血栓ができやすくなります。
■初期症状は熱中症と同じ
初期症状が熱中症と同じで、めまいや倦怠感、頭痛などが起きます。
そして、まひが起きて手足が動かなくなる。しゃべりづらくなる。ろれつが回らなくなる等の症状が起こります
心筋梗塞、脳梗塞、肺血栓塞栓症などの症状であり、最悪の場合、死にも繋がるような重い症状だ。
■死亡率はなんと、最大で30%にも上ると言われています
熱中症の死亡率は0.5%だが、夏血栓の死亡率は最大で30%にもなるといわれる。
「血栓症による死亡率と気温に関する調査」によると、65歳以上の心筋梗塞患者は、気温が30度を超えると死亡率が上昇しています。
また、夏血栓は、高血圧や動脈硬化の心配な高齢者だけでなく、若い世代でも、長い時間、同じ姿勢でいると、発症の危険性が高まるそうです。
■見分け方は『ドロップハンド法』というものがあります
熱中症か脳梗塞か分からない場合、簡単な見分け方として『ドロップハンド法』があります。
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そうすると、ゆっくりと(両手が)落ちていくと思うんですが、「脳梗塞」で麻痺がありましたら、パッと片方が落ちてしまいます。
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