■ニュースで頻繁に聞くようになった『煽り運転』
毎日のように目にする、煽り運転などの悪質で危険な行為による物騒なニュース。
■高速道路での違反が9割を超えるなど、危険な行為が多発している
東名高速道路で、危険運転を繰り返されたワゴン車が追突事故に巻き込まれ、運転していた夫婦が死亡した事件は記憶に新しい。
車を運転中に前方の車をあおるなど、道路交通法違反の車間距離不保持で摘発されたのは、全国で七千六百二十五件あり、このうち高速道路での違反が九割近い六千六百九十件を占めた。
警察庁によると、車間距離不保持による昨年の交通事故の発生件数は千二百二十九件で、うち高速道路が七十五件だった。
■あおり運転はもちろん犯罪で、死亡事故を起こした場合は、重い罪に科せられます
あおり運転の「車間距離を必要以上に詰める行為」は道路交通法の『車間距離保持義務違反』にあたります。
高速の場合での煽り運転では、違反点2点の加点。もしくは3か月以下の懲役または5万円以下の罰金が適用されます。また、一般道の場合での煽り運転は、違反点1点の加点。5万円以下の罰金が適用されます。
さらに煽ったことによって死亡事故を起こした場合、危険運転致死傷罪が適用されることがあります。この場合最長で20年以下の懲役と、かなり重い罪が課せられます。
■しかし、煽る人は、法律なんて気にしていません
□煽り運転をされないための対策
■ドライブレコーダーを設置する
ドライブレコーダーを搭載しておくのも大切です。前方に搭載することは一般的となってきましたが、後方にも搭載しておくと後方からのあおり運転にも対応できます。
もしドライブレコーダーを付けいない状態で執拗に煽られた場合は、コンビニなどの監視カメラのある場所に駐車しましょう。
■あおり運転対策のステッカーを貼る
ステッカーを張るのもあおり運転対策の1つ。お金もあまりかからずお気軽なのでおすすめです。
「赤ちゃんが乗っています」「お先にどうぞ」「ドライブレコーダー撮影中」などのステッカーを貼ると効果的です。
他にも探せばたくさんのギャグやユーモアいっぱいのステッカーがあります。ご自身の運転状況にも合わせてステッカーを選ばれたらいかがでしょうか。
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