▼タレントとして活躍中の
お茶の間に明るい笑いをふりまき続けるタレントの関根勤。
昭和49年、日本大学法学部在学中にTBSテレビ「ぎんざNOW! 素人コメディアン道場」に出場し、物真似で初代チャンピオンとなる。
そんな関根勤がテレビ番組で若者への不満をぶっちゃけた
関根は若者に対してどうしても受け入れられないことがあると切り出し、「〇〇になります」という表現を挙げた。
「コーヒーになります」という例を引き合いに出し、すでにコーヒーになって提供されているのだから「コーヒーです」と言ってほしいと力説。
「こちらが領収書になります」「お手洗いはあちらになります」など「~になります」という言葉は良く聞く表現です。
言葉遣い叩き込まれたからお会計〜円になりますって言ってるコンビニ店員めっちゃ気になる pic.twitter.com/BeWJififdV
バイトで使われている敬語を総称して「バイト敬語」と呼ばれていますが、このバイト敬語は正しく使われているようで実は間違っているということが少なくありません。
とりあえず、客を不快にさせないために使われる、一見丁寧な印象の「バイト敬語」。
▼「〇〇になります」という表現について
「になります」を使うとやわらかく聞こえるので、丁寧に言っているように感じますが、むやみに使うのは間違いの元なので気をつけましょう。
「なります」は、動詞「なる」と丁寧の助動詞「ます」からできています。そして、動詞「なる」は多くの意味を持った言葉ですが、その根っこの部分は「それまでとは違う物・違う状態に変わる」という意味。
これを基に考えると、「こちらビールになります」の正しい意味は、“ビールでない物がこれからビールになります”と、とんでもない文章になってしまいます。
「こちらが領収書になります」は、元から領収書は領収書から変化していないため、誤った表現となり、正しくは「こちらが領収書です」と表現した方が正しくなります。
モノを受け取る際は、「〜をお預かりします」という言い方が適切です。会計の例では「1000円お預かりします」と言いましょう。
一方で
合計金額を伝える場合は、「合わせて○○円になりました」というニュアンスを含むことから間違った使い方とはいえません。
料亭などで出てくる固形燃料で仕上げる小鍋などは「~になります」という表現を使っても間違いではありません。
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