■日本国内の喫煙者数が過去最低に
厚生労働省はこのほど、「平成29年 国民健康・栄養調査」の結果を発表
喫煙者の数は3年連続で過去最低を記録した
■男性の喫煙率はついに3割を切った
男性の喫煙率は29.4%で、1986年の59.7%から半減
特に20代男性では67.2%(1986年)から26.6%(2017年)まで大幅に下落している
女性は7・2%、成人全体では17・7%で、いずれも調査が始まった1986年以降、過去最低となった
■ところで、なぜ喫煙者たちはタバコから離れているのか
認知され始めたタバコの有害性
タバコの煙に含まれる成分のうち,有害物質として認定されているものは数百種類に上り,そのうち約70種類が発がん物質である
喫煙によって、年間全死亡の約1割に相当する12~13万人が死亡していると推定されています
特定保健指導などの禁煙教育を通して、たばこの健康への影響が広く知られるようになってきた
タバコが吸える場所の減少
2020年の東京五輪・パラリンピックに向けた取り組みの一つに、受動喫煙対策の強化がある
日本は禁煙の取り組みを強化し続けており、公共スペースでの喫煙を禁止して受動喫煙を防ぐための条例や法律が数多く制定されている
年々締め付けが厳しくなる喫煙場所ですが、いよいよ居酒屋やバーといったオトナが酒を飲む場所ですら禁煙の動きが広がりそう
タバコ休憩に向けられる厳しい視線
非喫煙者が多数派となったことで、企業内でも「たばこ休憩」に厳しい視線が注がれるようになった
ひと昔前は「たばこ部屋で人事が決まる」と言われていたくらい、特権領域だった会社の喫煙室。それがいまや「サボり部屋」と後ろ指をさされる存在
上がり続けるタバコの値段
子供の頃、祖父のたばこはせいぜい200円も出せばそれなりのものが手に入った。それが今やマルボロなんて500円に届きそうな値段だし、わかばだって300円オーバーが当たり前に
昨今のサラリーマンのお小遣い事情では、タバコを毎日購入するのがきつい、ということもある
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