■禁止薬物
薬は使い方が正しければ、人間にとって、とても役に立つものです。しかし、薬を医療目的以外に使ったり、医療目的にない薬を不正に使ったりすることを薬物乱用といいます。
薬物は、それを乱用する人間の精神や体をボロボロにし、人間が人間としての生活を営むことをできなくするだけでなく、場合によっては死亡することもあります
■我が子が使用していることもある。度々ニュースを賑わせている
11日、女優・三田佳子さん(76)の次男・高橋祐也容疑者(38)が覚醒剤を使用した疑いで警視庁に逮捕された。
ものまねタレントの清水アキラの三男で俳優としても活動していた清水良太郎容疑者が、覚せい剤取締法違反(使用)で逮捕された。
俳優の橋爪功の息子で、6月に覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われて逮捕された元俳優・橋爪遼被告の初公判が20日、東京地裁で開かれ、検察側が懲役1年6月を求刑し即日結審
■まず「親に責任」はあるのか?
覚せい剤が自宅に持ち込まれることを知ってあえて許可していた場合(保管場所を提供した場合)には、共謀して所持していたと認定され、処罰される可能性が高い
親と同居していたとしても、共謀や幇助が立証されない限り、子どもの覚せい剤使用によって親が逮捕されることはない
お子さんが「責任能力がない場合」にはお子さん自身は何らの法律上の責任を負わない(民法712条)代わりに、当該未成年者を監督する責任を負う者が賠償責任を負うものとされています
※損害の必要があるケースのみです
■子どもが禁止薬物に手を出しているのを知った時どうすればいいのか
自分の子が薬物を持っていたら、早い段階で向き合うのが大切です。『薬物に依存してしまう要因は何か』、『本人や家族が抱えている問題は何か』を探して回復を目指しましょう
自分の子どもが薬物をやっていることが分かったら、ついカッとなって怒ってしまいがちだが、まずはひと呼吸おいて、なんとか子どもの話を聞きだすことが先決
まず親が本気になることしかありません。親と子供の関係は、それまでの日常の繰り返しの中で、ある種のあきらめをお互いが持っていることが多いようです。「どうせうちの親は」と子どもは思い、「いつもあいつは」と親は思うという関係
本気で向き合わないと子どもは更生しません。
やらない方がよいこと[NG対応]:責める 詰問する 白状させる (もうやらないと)約束させる 犯罪者扱いする
やめるという約束を破っても、裏切られたと思わない。それは病気がさせたこと。監視・取り上げ・説教・叱責・約束の強要をしない。
身体の病気は医師に任せれば良いが、薬物依存症は心の病気であって、複雑なものであるから、まず家族が勉強して変わることが出来なければ解決しない。
二人三脚で一緒になって薬物依存を克服していくという姿勢が大事になります。
■更にしかるべき対応を取ることも
覚醒剤の場合は、本人がやめる気になるまで待つしかないというような、気長なことは言っていられないかもしれませんから、警察や補導センターの協力を仰ぐのが賢明
薬物依存者の自助グループがあり、『ダルク』や『ナラノン』といった名称で全国的に活動しています。
精神保健福祉センター:こころの健康について 専門的な相談ができる公的機関。
精神的に不安定な場合は相談するようにします。
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