◆視聴率三冠王として独走する日本テレビ
日本テレビは2日、2017年の年間視聴率が、全日(前6:00~翌前0:00)、プライム(後7:00~11:00)、ゴールデン(後7:00~10:00)の各時間帯で首位となり、4年連続の三冠を達成したと発表した。
2018年1月
日本テレビは7月30日、都内の同局で定例の社長会見を開いた。各スポーツ紙によると同局が月間視聴率で56カ月連続三冠王を達成し、在京民放の新記録となったことを発表。
2018年
◆しかし、実態はNHKが“独り勝ち”という説も
日本テレビは『視聴率3冠王』を謳っているが、トップ30では、NHKが3分の2の20番組。実に66%以上を占めている。対する日本テレビは6分の1の5番組。16%である。つまり、地上波テレビでは日本テレビではなく、NHKのひとり勝ちだと言えるのではないか。
視聴率トップ30(ニュース番組で民放を圧倒)
2月9日の平昌五輪開幕以後、実際にはNHKが週間視聴率三冠王をしのぐ数字を記録。「五輪が始まるとNHKが底力を発揮します。平昌オリンピックが始まってからは、とくに強くて、本当の三冠王はNHKだねと囁かれているほどです」(民放キー局関係者)
視聴率を比較する場合、公共放送であるNHKをのぞく民放各局で競うのが通例のため、NHKは決して三冠王とは呼ばれない。そのため、日本テレビの連続週間視聴率三冠王記録が現在も続いている。
◆『24時間』vs『バリバラ』や有働アナ獲得では一見「対立関係」
元NHKの有働由美子アナウンサー(49)を迎え、10月からリニューアルされる日本テレビ系の報道番組「news zero」。日テレ幹部が三顧の礼で迎え入れ、番組の青写真を見せての引き抜きだった。
NHK・Eテレが24時間テレビを真っ向から意識したと見られる『バリバラ~障害者情報バラエティー~』をオンエア。
2016年から毎年
「障害者が努力する姿を感動的に取り上げる」企画が目立つ24時間テレビの裏に生放送するとあって、ネット上では「日テレに宣戦布告したな」「挑戦的な企画」などと大きな話題を集めることになった。
◆ところが、そんな両者が手を組んでコラボ番組を放送
1953年に放送を開始したNHKと日本テレビが、来年2019年のラグビーW杯を中継を控え、『テレビ放送65年』『ラグビーW杯1年前』を記念した両局コラボデーを9月22日に実施する。
朝から夜まで、さまざまな番組でコラボレーション企画が行われる。
「NHK(日本テレビ)でおなじみのあの人が、日本テレビ(NHK)に!?」といった、驚きと楽しみが満載のコラボ企画が展開される。
◆特別番組は同時放送され、両局の人気アナが出演
同日は、特別番組『NHK×日テレ同時生放送!テレビ65年 スポーツのチカラ』(前10:30) が両局で同時生放送される。
現在までの65年間に繰り広げられた名勝負や名場面、テレビのスポーツ中継にまつわるエピソード、『2020東京オリンピック・パラリンピック』『ラグビーワールドカップ』に関する話題などで構成される。
進行はNHKの武田真一、桑子真帆、日本テレビの桝太一、水卜麻美の4人のアナウンサーが務める。
MCは博多華丸・大吉&くりぃむしちゅー
◆両局の人気番組には出演者が相互乗り入れ
NHKなのに!?「LIFE!」三津谷寛治、局の垣根を越え「嵐にしやがれ」出演 #nhk_life #嵐にしやがれ natalie.mu/owarai/news/29… pic.twitter.com/LHaTazF0F0
『LIFE!』は、番組冒頭で『嵐にしやがれ』にNHKゼネラル・エグゼクティブ・プレミアム・マーベラス・ディレクター三津谷寛治がゲスト出演するところからスタート。 その後、嵐の櫻井翔が出演するコントを放送する。
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