■北海道を襲った震度7の大地震
震源は胆振地方中東部で、震度7を観測した厚真町や、震度6弱のむかわ町では大規模な土砂崩れや家屋倒壊などが発生し、被害が集中した
震度7という大地震により、北海道全体で電力供給が途絶えるという“ブラックアウト”(大規模停電)が日本で初めて起きました
■この地震の影響で観光業界にも大きな被害が及んでいる
復興に向けた動きがはじまっておりますが、一方で大きな被害のなかったエリアでも、外国人客を中心にキャンセルが続出
北海道庁はその後に94万人以上の宿泊キャンセルが発生し、北海道全体の被害総額は292億円に及ぶとの推定値を発表しました
北海道ではさらなる風評被害拡大を心配する声があがっています
■そんな中、政府は「北海道ふっこう割」の実施を決定
政府は27日、胆振東部地震で影響が出た道内観光の復興支援策として、道内を訪れた観光客らの宿泊費を補助する「北海道ふっこう割」を10月にスタートさせる方針を固めた
北海道の観光支援などに2018年度予算の予備費から153億円の支出を閣議決定
北海道全域を対象に旅行者に1泊あたり最大2万円を補助する北海道ふっこう割を10月から始める
■いったいどんな制度なの?
「北海道ふっこう割」は10月1日から販売される道内に1泊以上する旅行商品などを対象に1泊あたりの料金を最大で2万円まで補助する制度
心配されていた余震も落ち着いてきた今、国の支援によりとってもお得北海道へ旅行できる
旅行業者やホテルが、国の補助を差し引いた割引後の価格で販売する
■道内への宿泊とってもお得に!
1泊あたり2万円までで、日本人は3万5,000円、外国人は10万円を上限に補助します
■熊本地震の際にも同様の制度が実施されている
政府は、2016年に発生した熊本地震でも「ふっこう割」を実施した
結果として九州全体の宿泊者数は事業目標(150万人)を大幅に上回る約272.4万人泊を達成
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