■孤独
「あなた、孤独ですね」といわれて、気持ちいい人はいないですよね。むしろ、ショックを受ける人が大半
■そんな孤独だが、今ではすっかり受け入れられブームにも
今、日本では「孤独」がちょっとした「ブーム」である。『孤独のすすめ』『孤独の力』『極上の孤独』……。
人目を気にせず気楽に自分の食べたいものを食べ、それをじっくり楽しむ。それができる人は「孤独」を楽しんでいると言える
ひとり焼肉、ひとりカラオケーー。東京には、ひとりで過ごせる飲食店などが多々ある。
■反面、いまだネガティブなイメージを持っている人がいるのも確か
「咳をしても一人」という尾崎放哉の有名な句がある。咳をしても、誰も心配して声をかけてくれる人のない孤独と寂しさが痛いほど伝わってきて、なんともいえない悲しさが広がる
「便所飯」や「ランチメイト症候群」という言葉が話題になるのも、一人でいるのが寂しいのではなく、一人でいるところを見られて「あいつは友達がいない寂しいヤツなんだ」と思われそうなのが怖い
マクドナルドとセルフのそば屋以外ひとりで入れないし、一人旅をしようと思ってもギリギリでめんどくさくなっていかなかったり
■インターネットの普及が更に孤独を複雑に…
デマや誤情報にうっかり引っかかってしまうこともありますが、それでもインターネットがあるからこそ救われたことは数知れない
ツイッターやFacebookなどのSNSが急速に普及するなか、“多くの人とでつながっているのに孤独”という、“つながり孤独”を感じる若者が増えている。
調査では、人々がインターネットに時間を費やす時間が増えるほど、他人とのコミュニケーションをとらなくなるということがわかった。
@hentaimimura みんな孤独で寂しいんでしょうかね。ネットで繋がってないとダメで、お互い知らないから話すこともなくて、んで噂話に悪口…
淋しい人たち多いんだな…
あのねあのねスマホ自由な学校いいなーって思ってる人いると思うけど、私はそんなことないと思った。
休み時間とかみんなスマホ見てばかりで人とのコミュニケーション少なくなるし、男子もみんなでスマホゲームしてるだけだし。スマホ自由すぎると友達との関わり少なくなって、私のように孤独なるよ。
■孤独は「不寛容な社会」の原因になる
単身世帯も増加する中、長期的に孤独の人が増えれば、日本は不寛容な社会へと変質していく
社会は冷笑的になり、人嫌いが増える。ある調査によれば日本社会は「積極的に社会とかかわる」「深く考える」という人が減り、「社会とは一定の距離を置く」「刹那的に生きる」という考え方に振れる人が増えている
なぜなら、自分だけが世間から虐げられていると、自分の殻に閉じこもり、自分の感情しか見えていないから