▼83年の歴史に幕を閉じた
関東大震災(1923年)の復興事業の一環として計画され、震災で焼失した日本橋の魚市場などを移転収容して35年に開設。
83年続いた築地市場が10月6日に閉場し、10月11日に豊洲市場が開場した。
▼残された築地市場は解体工事が始まったのだが
移転とともに、築地市場では11日から解体工事が始まったが、市場に暮らすネズミの問題が浮上。
築地市場には魚を好むドブネズミと、果物などを食べるクマネズミが生息。
ネズミにとって市場は格好の住処だ。魚の切り落としや油脂、水産加工品、果実の切れ端など大量に出るごみはネズミたちに十分満足できる生活環境を提供してきた。
「人がいなくなると道路を頻繁に横切っている」「ネズミは大きい。しっぽを入れるとこのぐらい」「マグロの切れ端を引っ張り込んで、どぶに入っていく」などと証言。
築地市場の広さを考えると、現時点で少なくとも数千匹のネズミが生息していると考えられます。中には『1万匹は下らない』と言う関係者も。
▼そのネズミが市場の解体で移動する可能性が
都は「市場が完全に閉鎖されれば、ネズミが普段と違った環境に気づいて大移動しようとする。この時になれば(ネズミとの)大きい戦いが始まる」と明らかにした。
十月六日の閉場後も正門など三カ所の出入り口は解体準備の車が行き来するため、開けておく。
危険なのは築地から約1キロしか離れていない銀座や新橋などの繁華街。隅田川を泳いで、浅草などの下町を目指す可能性もあるという。
築地市場って建物の老朽化は物凄いだろうから解体した時に大量のゴキブリやネズミが一斉に拡散されるんじゃないだろうか。彼奴等が銀座あたりに引っ越ししたらヤバイよね(^_^;)
▼そこで東京都も本格的に動いており
東京都は築地市場のネズミを駆除するために3500万円の予算を用意している。
通路や下水溝に粘着シートを貼ったほか、ごみ集積場の周辺に捕獲用かごを設置。ネズミが通りそうな場所に殺鼠(そ)剤入りのえさをまき、これまで約1800匹を捕獲。
▼そして再び開始された捕獲作戦は11月まで続く
1
2