■国際ロマンス詐欺
40代~60代の女性を狙ったこの手の詐欺が急増している。その名も「国際ロマンス詐欺」
仙台市太白区に住むパートの女性(60)が米軍人を名乗る男から「軍を辞めるために必要」として現金100万円をだまし取られた
■SNSが詐欺に使われている
『国際ロマンス詐欺』というものがSNS上で横行している
SNSで知り合った相手と、頻繁なメッセージや通話で恋人同士のような関係になってきた頃に、緊急事態なので助けてほしいと言われて送金を頼まれる
一説には犯人はナイジェリア人が多いと言われていて、盗用したプロフィール写真を使って先進国の人物になりすまし、アラフォー以上をターゲットにする
■SNSで知り合い距離を縮めてくる
他愛のない会話を2週間ほどした後、アレンの希望でLINEで連絡を取るようになった。LINEを始めてすぐに、筋肉を強調する全裸画像を送りつけてくる
「5年前に妻を脳腫瘍で亡くした」「子どもは寄宿舎に預けられていて会えない」など同情を誘うような見の上を明かし、さらに「君の話し方はかわいい」などと甘い言葉をメールでささやくように
プロの詐欺集団が行っている犯罪なので、必ずしも世間知らずだから騙されるというわけではありません。
東京都在住のAさん(40代)はシリアの戦場の写真を撮る米軍所属の戦場ジャーナリストを名乗る男に250万円をだまし取られた。
「アフガニスタンに駐留しているアメリカ陸軍の大尉」と称する男と知り合い、メールのやりとりが始まった。
■親しくなった頃に様々な手口で金銭を要求する
「伯父が亡くなった。遺産を自分の銀行の口座に送金しなければならないが、所属する軍のサーバーが使えないので、送金は自分ではできない。代わりに手続きをしてほしい」
■相手は1人とは限らない。時には複数がグルになり信じ込ませる時も
単独犯に限らず、詐欺団を結成している場合も多く、被害者を信じ込ませ、送金させるため、共謀して、友人や弁護士、空港係官などの役を演じて騙す。
消費者金融に借金するなどして計560万円を振り込んだが、不審に思って送金の要求を断ると、男はSNSを削除して連絡を絶った
■その被害金額は全世界で200億円ともいわれている
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