■夫婦
元々は別の家庭で育った2人が、一緒に暮らしていくということ……それが、夫婦。
夫婦とは、運命共同体である。協力しながら生きていくという覚悟を持つ。
■夫婦というと「子ども」を想像する人が多いと思う
様々なCMに出てくる「家族」は「子どもは2人(しかも女の子ひとり+男の子ひとり)」がいまだに多い
まだまだ“女性は子供を産み、育てるのが当たり前”で、それが幸せだという固定観念が根強く残っています
■しかし、そんな概念が崩れつつある。子供がいない夫婦が増えているのだ
「子ども1人」の割合は2005年が11.7%に対して2010年が15.9%、「子ども0人」の割合も1992年の3.1%に対して2010年は6.4%と急増
「夫婦だけで子どものいない世帯」の割合は、年々増加の一途をたどっていることがわかります。1970年には18.9%だったのが、1990年には27.7%に、2000年には35.0%、直近2015年には39.2%
50才までに子供を持たない女性の割合は、1955年生まれでは12.6%なのに対し、2000年生まれの人では31.6%になる
■理由は晩婚化などがあるが「子どもを持つ必要性を感じない」と思っている方々も
不妊の検査や治療を受けたことのある夫婦は、6組に1組。不妊治療専門のクリニックが世界一多く、体外受精の実施数も世界一という不妊大国ニッポン
背景には晩婚化による出産年齢の高齢化がある。母親が35歳以上の出産割合は、平成12年の11.9%から平成23年は24.7%と激増
「結婚しても子供を持つ必要性を感じない夫婦の増加」が大きな要因と考えられる。要は「子供を持つ事に消極的な、親と同居もしない夫婦だけの世帯が増加している」
■家族の形というものが変化していることを意味する
世帯・家族に対する価値観の変化や、生活の上での金銭的な厳しさがこの傾向をもたらしている
「年齢的な問題」で諦めてしまったり、「仕事や趣味が忙しく子育ての時間が取れない」、「金銭的な問題」
自分の幸せは、自分で決めるものだ。幸せの基準は、人との比較や他人の評価で決めるものではない
自分の生き方をきちんと主張する人が増えているということでしょうか。
■子どもがいない夫婦の幸せとは
夫婦のカタチは人それぞれ。その数だけ、異なる幸せがある。たとえ一般的なスタイルと一線を画すものであっても、当人たちが納得していればそれでいい
誰が決めるのか、考えるのかは本人が決めること。そうやって私たちは、夫婦になっていく
子どもがいない既婚者のほうが子どものいる既婚者よりも高く、夫婦とも正社員で子どもがいない世帯では、男性39.2%・女性34.5%となっています。
現在の生活への満足度です。
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