■日本株が下げまくってる
東京株式市場では世界的な株安の流れを受け、リスクオフ相場が加速している
日経平均は大幅に4日続落、節目の20000円割れが視野に・株安継続、ドルは111円台前半で上げ渋る展開
国内では公開価格割れのソフトバンク(9434.T)が個人投資家に含み損をもたらし、追証にからんだ売りが警戒
■年初来安値という「今年一番の安値」を記録
保険や銀行など金融、輸送用機器、不動産を中心に東証1部33業種は全て下落。
TOPIXは17年4月以来の安値で終了。1月に付けた直近高値から2割以上下落して「弱気相場」入りした。
■特に個人投資家の割合が大きい新興市場の下げが激しい
新興株市場は軟調。日経ジャスダック平均は5日続落、東証マザーズ指数は反落となった。
特に新興市場の下げがきつく、マザーズ指数は一時前週末比16%安となった。
個人投資家の肌感覚に最も近いのはマザーズ指数と思われますが、これが2割近くも下落している
■先日、いざなぎ景気超えという好景気の声を聞いたのに?
2017年9月時点で、高度成長期に57カ月続いた「いざなぎ景気」を超え戦後2番目の長さとなったと正式に判断
2017年7~9月期のGDP(国内総生産)は7四半期連続でプラス成長となり、メディアの見出しには「いざなぎ景気超え!」といった勇ましいタイトルが並ぶ
「アベノミクス景気」ともいわれる現在の景気拡大局面は、第2次安倍晋三政権発足とともに始まり、大胆な金融緩和や財政政策により景気は急回復した
■このような現状があるのになぜ…?その一つとして「米の利上げ」がある
アフロ
Federal Reserve Board Chairman Jerome Powell speaks at his news conference after the two-day meeting of the Federal Open Market Committee (FOMC) on interest rate policy in Washington, U.S., June 13, … by 写真:ロイター/アフロ
FOMC政策声明で利上げ実施、来年の利上げ実施予定も3回から2回とするも1回のコンセンサスを上回り、株安につながっています。
「市場関係者は来年の利上げが一回あるかどうかだろうと見ていた。二回でも多いと受け止め、経済に悪影響が出ることに懸念が強まった」
米中央銀行の連邦準備理事会(FRB)は19日、政策金利を0.25ポイント引き上げ、「年2.25~2.5%」にすると発表した。ドナルド・トランプ大統領はかねてから利上げに反対しているが、これを無視した
■その他、米中摩擦や米政府機関閉鎖のニュースも追い打ちをかける
アフロ
A trader works on the floor at the New York Stock Exchange (NYSE) in New York City, New York, U.S., December 4, 2018. REUTERS/Brendan McDermid (United States) by 写真:ロイター/アフロ
米中対立が激化し、日米新通商交渉でも日本が大幅な譲歩を迫られる展開になった場合、予想を超える世界経済の失速や株価下落
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