■世界的に問題になっている自殺
2014年時点で毎年約80万人が自殺しており[3][4]、世界の自殺の75%は低中所得国で起こり[4]、自殺は各国において死因の10位以内に
国別ではリトアニアの31.5人、韓国の28.1人、ロシアの23.5人、中国の22.23人など旧ソ連や極東の国を中心に日本より高い自殺率を持つ国が存在
日本ではかつては青年層の自殺が多かったが,その後 65歳以上の老人の自殺率が非常に目立つようになってきており,動機としては病苦が圧倒的に高い比率を占めている
■そんな自殺を対策しようとするロンドンの取り組みが話題に
英テレビ局ITVのビルの屋上の縁に、男性が立っているように見えたのだ。それも1人じゃない。他のビルも含めて合計84人。
社会全体で自殺を防ぐ必要性を訴えようと、イギリス・ロンドンのビルの屋上に今にも飛び降りそうな人物をかたどった80体以上の像を設置するアートが公開されました。
彫像は、45歳未満の男性の自殺を防止する取り組み「Project-84」の一環。統計によると、英国では自殺者の大半が45歳未満の男性だという。
■なぜ84人なのか?
英国では毎週、平均84人が自殺するといわれる。屋上の男性像84体はそれらの自殺者を表す。
イギリスでは45歳未満の男性の死因で最も多いのが自殺だとされ、平均2時間に1人、1週間に84人が自殺している
Calmのサイモン・ガニングCEOは、これらの彫刻が、危機的な心理状態について話すことのマイナスイメージを和らげる助けになると考えている。
■現地の反応は?
ソーシャルメディアなどでは、屋上に設置された彫像について、概ね好意的な反応が寄せられている。
キャンペーン自体は成功したと言えるだろう。ただ、少なからず不快感を露わにする人もいる。「屋上の男性像で気が散る」、「無神経極まりない」という声もあった。
全ての彫像の顔には覆いが施されている。像が立つ複数のビルは、英テレビ局ITVの所有。来月1日まで、現状のまま設置される。
■この取り組みに日本からは色々な声が出ている
現代アートで自殺防止を訴え ロンドン | NHKニュース www3.nhk.or.jp/news/html/2018… アートがこういう形で人になにかを「考えさせる」作用をもたらすことは、素晴らしいと思います。
これ怖っ!
ロンドン市「自殺対策のためにビル屋上に男の彫像84体設置するわ」→完全にホラーと化す sakamobi.com/news/london-ji… @sakamobiより pic.twitter.com/4bsL2uNsJq