・西日本豪雨でも取り沙汰された「火事場泥棒」被害
アフロ
The aftermath of devastating mudslides in the village of Nakahata Ichibara in Hiroshima Prefecture on July 14, 2018. Photo by Duits/AFLO by 写真:Duits/アフロ
災害のどさくさにまぎれて暗躍し、金品を奪取する不届き者は、このたびの「西日本豪雨」被害地域にも現れていた。
火事場泥棒とは、混乱している状態につけこんで盗みなどをすることや人を指す言葉だが、残念ながら、先日の西日本豪雨でも発生。
山陽新聞の7月12日付コラムには、次の言葉が載った。「こんな時に…という怒りより、またか、という言葉が浮かぶのが悲しい。人の苦難に付け込む卑劣な行為である」。
「人として情けない」などとtwitter上でも憤る声が相次いだ。
・こんな有名人も泥棒被害にあっている
カブスのダルビッシュ有投手が5日(日本時間6日)、ロサンゼルスに借りている自宅が“泥棒被害”に遭ったことを、自身のツイッターで明かした。
10カ月近く放置していたというライブカメラは、家で今まさに起こっている惨劇の様子を3000キロ近く離れた場所にいる主人にリアルタイムで伝えました。
緊迫の事態にダルビッシュさんが放った一手は、ライブカメラのマイクを使って警告を発すること。
「誰やと英語で話しかけたら、逃げて行きました」と大きな被害は無かった模様…
まだ借りていたロスにある家の中にライブカメラ置いているんだけど、アクティビティがあったと通知が来たから見たら泥棒が家の窓割ってる最中でした(笑)
誰やと英語で話しかけたら逃げて行きました!
ライブカメラ10ヶ月近く放置してたけどナイス活躍!
・海外ではこんな啓発広告が話題に
例年になく暑さが長引いている英国。窓や、時には玄関の扉を開け放ったままで、裏庭で涼んでいるあいだに、泥棒が入るケースが増える恐れがあるとして、警察が注意を呼びかけている。
ドーセット警察では、暑さの中、泥棒の被害にあわないように呼びかけるにあたり、紙飛行機を利用。
開け放たれた窓や戸口から、注意事項を記した紙飛行機が飛び込んできたら、住人たちは、泥棒にも同様に絶好の機会を与えていると気付くはず…というのが同警察の考えのよう
・さて、世界にある「泥棒のいない村」をご存知だろうか
エイベンタール村には必要がないという理由から警察署がない。セルビアとブルガリアの国境に近いメヘディンチ県の中にあるエイベンタール村はルーマニア国境の犯罪発生率において全国平均を大きく下回り、人々は互いを尊重し合い、穏やかに暮らすことで知られている。
村の住民に話を聞いてみると「私はいつも4~5個のパンを買います。袋を置いていくけれどこれまでにパンや代金が無くなったことは一度もありません」と語る。
また別の住民は「朝、袋を置いて農作業に出かけるんだけど夕方に戻って来て袋を見るといつもパンとおつりがきちんと入っているんだ」と話す。
・以上の記事、泥棒被害に遭わないため何かヒントが隠されていなかっただろうか
侵入口として一番多いのが窓。一戸建ての場合、59.7%が窓から侵入されている(愛知県警察「住宅を対象とした侵入盗の実態」より)。共同住宅でも3階建て以下は窓からの侵入が5割を超える。
「あまり使っていない部屋の天窓とか、面格子があるからと鍵をかけずにいる窓があれば注意したほうがいいですね。面格子はすぐ外せてしまうものも多いですから」
セルフガード協会の事務局長補佐・和田さん。
近年、無線カメラやネットワークカメラが登場してきて、設置費用が安くなってきた自宅用の監視カメラ。自宅の敷地内の車や自転車などの盗難防止や、住宅への侵入防止などがあります。
ご近所トラブルや、さまざまな犯罪が多発する現代には、監視カメラが証拠にもなり、重要な役割をはたすでしょう。
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