■入社式
入社式(initiation ceremony)とは、その年に入社する新入社員を一堂に集めて、経営首脳(主に社長)による訓示等を行う儀式
いよいよ始まる社会人ライフ。その第一歩が入社式です。初出社の日は緊張するかもしれませんが、何事も最初が肝心です
入社式をホテルの宴会場やイベント会場で行い、ゲストに著名人を呼ぶケースもあります。
■そんな入社式に「親が出席する」というケースがあるという
アフロ
Newly-hired employees salute to Kosei Shindo, president of Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp, at a ceremony to welcome newly-hired employees in Tokyo, Japan April 3, 2017. REUTERS/Kim Kyung-Hoon (Ja… by 写真:ロイター/アフロ
新卒人材の獲得競争が激化する中、新入社員や内定者だけでなく、その親にも気を配る企業が増えている。
天塩にかけて育ててきた、子どもの入社式。最近の入社式では式次第に「保護者代表挨拶」と書かれているところも、入社式に親が同伴で出席している人も増えています。
スーツ姿の新入社員9人に交じり、母親や祖母ら5人が参加した。神職が祝詞を読み上げた後、役員と新入社員に続いて保護者代表も玉串を奉納
■いったいなぜ親が出席するのか?
入社してすぐに退社したり転職する人は増えています。そのような人たちを簡単に退職させないといった意図があり企業は入社式に親を同伴・出席させて「親も期待している」と新入社員に伝えている
「少子化で子どもに関わる親が増えたことも要因の一つ」と分析。学生優位の「売り手市場」が続く中、企業は学生のみならず親にも魅力をアピールする必要に迫られている。
■これを裏付けるように、大部分の親が子供の就職活動に興味ありというデータが
就活に対する親の意識調査によると、80.3%が子どもの就活に「関心がある」と答えている
2018年卒学生の新卒採用を行う企業の55.8%が採用活動の中で学生の保護者から直接問い合わせや接触があったと回答
8割(80.3%)の保護者が「関心(高い関心+関心)がある」と回答。前回調査(2015年1月)では69.5%で、2年前から10.8pt増加している
「子どもの社会人としてのこれからに何を望むか」という質問には、「新卒で入社する会社で正社員として長く勤めて欲しい」を選択した人が最も多く、52.8%と過半数
「本人の希望や意志に沿っている」(36.9%)、「本人の能力・専門性に活かせる」(28.4%)が続いた
■しかし、実際に出席するかという問いには消極的な親が多いようだ
普通、親は参加しないもの…と思ってはいても、実際に招待状を目の当たりにしたら、おそらく悩んでしまう人も多い
「子どもの入社式や内定式に出席したいか」との質問もしている。回答は「出席したい」が19.5%、「出席したくない」が80.5%となり、圧倒的に「出席したくない」との意見
周囲に意見を求めたが、「周りに聞いても、『親がついていくって聞いたことないよ(汗)』と言われておしまいでした」。
「フジテレビでこんなこと言うのもなんやけど、なんで親同伴やねん、と思う」 こうボヤいたのは、千原せいじ(48)だ。千原は「ノンストップ!」(フジテレビ系)に4月3日出演し、“親同伴”入社式に苦言を呈した。
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