■落し物
一般的には、忘れ物、落し物といい、遺失物を拾った者を拾得者(しゅうとくしゃ)、拾われた物を拾得物(しゅうとくぶつ)という。
約2週間はそこで保管されるが、落とし主が見つからない場合、各県警や府警が管理し、東京に関しては、飯田橋の警視庁遺失物センターに集まって来る
そこ=遺失物が届けられた窓口
■そんな「落し物」だが、現金だけで177億円もあったらしい(2016年度・1年間)
警察庁によれば、同年度に落とし物として届けられたは現金は全国で約177億円にも上りま
この春に報道された米トランプ大統領の05年の年収に匹敵する金額
なぜ、こんなに多額の現金が捨てられるのでしょうか。そして、落とし主が見つからない現金は、その後どうなってしまうのでしょう
謎ですね…。
なんと36億7千万円余りの現金が去年一年間に拾得物として届けられている
東京都内の地下鉄だけでも落とし物として届けられる現金は年間3000万円以上に達すると伝え、平均すると1日80万円以上の現金が地下鉄車内で落とされている
これは都内だけで1日に約1,000万円の現金が「落とされている」計算になる
■このように現金の落し物が多いのは「異常」な状態だという
日本人は落ちている貴重品をネコババしない国民性だが、逆に貴重品を落とす人も多いのは「非常に奇妙」
現金や財布の管理に対して無用心なままでも出歩ける日本の治安の良さが現金を落とす人が多い現状を生んでいる
という可能性が考えられます。
■話を東京都の現金の噴出に戻すが、36億円のうち「27億円」は持ち主の元に戻ったという
落し物は3カ月間保管されるが、持ち主が現われなければ拾った人のものになり、16年は35億円のうち27億円が持ち主に返された
「落とし主は1ヵ月以内に落とし物の価格の5~20%を報労金として拾い主に支払わなければならないとされています」
その他の理由で東京都に帰属された現金は約4億4千万円。これは東京都の歳入となっています。東京都の臨時収入?がこんなところにあった
■なんと、30歳になるまでに9割以上の人が財布を落とした経験があるという
30代を向かえるまでに、約9割が “ロスト財布” を経験している
財布を落とした回数をきいたところ、「1回」「2回」だけでも8割近くを占め、5.6%は「5回以上」と回答
一番多かったのは、やはり財布(48.2%)、次いで傘(42.8%)、3位は鍵(28.4%)という結果だった
どんな落とし物をしたかという問いの結果です。
■日本の「貴重品が戻ってくる確率」はかなり高い
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