働いている人は絶対に知っておきたい…『過労死ライン』とその前兆

この記事は私がまとめました

◆過労死

過労死とは、「働き過ぎが原因となって引き起こされる死」です。

仕事上の過労やストレスが極度に達して起る死亡。突然死と呼ばれるケースもある。

▼最近『過労死』の事件が多くなっている

平成27年度の脳・心臓疾患の過労死(死亡事案)の労災認定件数は96件、過労自殺(自殺未遂含む)は93件となっている。しかし、この認定件数は、日本の過労死・過労自殺の実態を反映したものになっていない。

▼過労死ラインは何時間なのか

過労死ラインとは、働き過ぎにより健康障害が生じて、労働災害と認定の因果関係の判断できるかどうかのために設けてある、時間外労働時間の目安となる時間です。

具体的には、1か月100時間、6か月平均80時間が、過労死基準(過労死ライン)とされていて、この時間を超えるような時間外労働があると、労災認定される可能性が高くなります。

「過労死ライン」と呼ばれる1ヶ月80時間超の残業のある企業は、22.7%で、従業員1000人以上の企業の場合は56.9%にもなるという。

長時間労働者(週50時間以上)の割合は、日本が31.7%、イギリスが12.1%、アメリカが11.1%、フランスが9.0%、カナダが3.9%となり、圧倒的に日本が多い。

▼過労死で多い病気はいくつかあります

★心疾患

働き過ぎにより、異常が出てしまう体の器官の一つが心臓です。心臓に異常をきたすことを心疾患と言いますが、過労死は、心筋梗塞や虚血性心疾患などの心疾患が原因で亡くなられる方もみられます。

★脳血管疾患

長時間労働による過労が原因で、異常が出てしまう場所のもうひとつに脳があげられます。
脳内の血管に異常が出てしまう脳血管疾患。最悪の場合、一瞬で意識を失い、そのまま過労死してしまうケースも少なくありません。

★精神疾患による自殺

今回の事件がまさにこれ。特に若い方の過労死には、このケースが多いです。働きすぎ、過労によるストレスで精神を患い、結果的に自殺に至ってしまう人も過労死と認定されているケースがあります。

▼また、過労死には何らかの前兆が見られます

過労死に至るほどまで身心がダメージを受けている場合には、さまざまな前兆を自身で感じているものです。

●吐き気がする

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