■学校給食
実際に食べるという体験を通じて、栄養バランスの取れた食事のあり方を学ぶとともに、みんなで準備や会食をすることによって社会性を養う
■その栄養価は国によって定められている
基準は児童生徒の1人1回当たりの全国的な平均値を示したものであるから、適用に当たっては、個々の児童生徒の健康状態及び生活活動の実態並びに地域の実情等に十分配慮し、弾力的に適用
■しかし!その栄養素が足りてない自治体があるという
仙台市の学校給食が、カロリーや鉄分などの栄養量で、市が決めた基準を満たしていないことが分かりました。
栄養量の不足は、2018年6月、仙台市教育委員会が行った給食の「栄養充足率」の調査で判明した。
こうした状態は、少なくとも5年以上続いていたということです。
■鉄の充足率が最も低かったという
仙台市の学校給食が、カロリーや鉄分など複数の項目で、栄養量の摂取基準を満たしていないことがわかりました
小中学校とも「鉄」の充足率が70%と最も低く、「食物繊維」は小学校で80%、中学校で78%にとどまった。
一食あたりに必要な主な栄養素10項目のうち、小学校は6項目、中学校はすべての項目で充足率の基準を満たしていませんでした
■その理由は「食材費の高騰」だった
台風や大雨などの自然災害で、野菜や果物の価格が高騰しているほか、近年の物価の上昇で、加工品も含めた食材が値上がりしていることが原因
特に今年は上昇幅が大きく、給食費の範囲内での食材調達が難しいという。豚肉料理を鶏肉で代用するなど工夫を重ねるが、栄養量の充足は改善していない。
牛肉は使わない。魚はサケよりもサバを使う。野菜も地産地消の取り組みで可能な限り恵庭産や道産を使う方針だが、道外産品の割合が増えてきている。
学校給食における地場産物を使用する割合(平成27年度までに30%以上)及び国産の食材を使用する割合(平成27年度までに80%以上)
このような指針があるので安い外国産の食材を仕入れることができません。
食材を工夫することで対応してきたが、そろそろ限界が来ている。今後も継続して、安全でおいしい給食を子どもたちに提供していくために、給食費の改定が必要
■いったいどうなるのか…
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