どんどん増えていく…『睡眠負債』が心身に及ぼす悪影響とは

この記事は私がまとめました

◆睡眠

覚醒 (目ざめ) に対していう生理現象で,周囲の刺激に対する反応の低下を伴い,意識はないが,容易に覚醒できる自然な状態をいう。

▼睡眠は人間にとってなくてはならないもの

「睡眠中に脳と体を休息させる」これが一番重要な眠る理由。睡眠をとることが“脳と体の休息”に効果的なのです。体をよく動かした人も、座ったり横になって休むことである程度の回復が可能。しかし、体を休めても“脳は起きている間休むことができない”のです。

睡眠をとらないと精神状態がおかしくなってきて、判断力や記憶力がなくなってきます。幻覚を見たり、幻聴を聞いたり、生理的な機能に支障をきたします。

▼睡眠負債という言葉を知っていますか?

睡眠負債とは睡眠不足が日々借金のように積み重なっていくこと状態のことを指す言葉として近年話題になっております。

平均的な睡眠時間は8時間といいますが、例えば8時間眠って丁度良い人が、6時間睡眠しか取れない日が1週間続いたらどうなるでしょう。

こうした日々が続くことで、じわじわと「睡眠負債」が溜まっていくことになります。大脳がムリをすると、創造的な思考作業や論理的な判断は難しくなります。記憶力も落ちてきて、学習した内容も定着しません。

▼人間のメカニズム上、寝だめをすることはできません

睡眠負債が起こる原因は、平日に十分な睡眠時間を確保できないことで発生します。例えば、あなたの理想の睡眠時間が7時間だったとして、平日に6時間しか寝ていなかったとします。

そうすると、平日の5日間で5時間分の睡眠負債が溜まっている計算になりますよね?これを解消しようと、土日に長く眠って相殺する。このメカニズムがみなさんの思っている寝だめなのです。

睡眠・覚醒のメカニズムから考えると、いくらたくさん眠っても「寝だめ」はできません。私たちは起きている間にたまった睡眠不足を、眠ることで返しているだけなのです。

▼では、睡眠負債が貯まるとどうなるのか

では睡眠負債が溜まるとどのような症状が出るのでしょうか。見ていきましょう。

★認知症のリスクが上がる

睡眠負債で問題となるのは上記でご紹介したものだけではありません。睡眠負債により、認知症のリスクも高まるといわれています。

脳にアミロイドβという老廃物が蓄積することで引き起こされると考えられています。睡眠負債により、どんどん蓄積されて神経細胞が傷つけられ脳の働きが衰えるというのです。

▼免疫の働きが抑制される

免疫系の働きも抑制されるため、風邪、インフルエンザなどといった感染症になりやすくなったり、肥満、糖尿病、心臓病などの健康問題を引き起こしやすくなります。

▼記憶力の低下

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