◆日本時間で27日、ドイツ対韓国戦が行われた
◇W杯1次リーグF組 ドイツ0―2韓国(2018年6月27日 カザン)
ともに勝利すれば、決勝トーナメント進出の可能性があるだけに、考えられる中で最高のメンバーを送り出してきた。
2連敗でグループF最下位の韓国は勝利が絶対条件で、なおかつ同時刻の試合でスウェーデン代表がメキシコ代表に敗れると、突破の可能性が見えてくる。
対する前回王者ドイツは初戦でまさかの黒星スタートを切ったが、第2戦ではスウェーデンに劇的勝利を収めて突破に希望をつないだ。
◆対決前の下馬評では、韓国の勝利を予想している人はほとんどいなかった
韓国紙・中央日報が日本と韓国それぞれのグループリーグ突破確率について分析し「日本が突破する確率は81%、韓国が突破する確率は1%」との数字を算出したことを伝えている。
また、米メディアESPNも日韓のグループ突破の可能性について「日本は81%、韓国は1%」と予想するとともに、
「両国の今大会における境遇は、天国と地獄という言葉で形容できる」と評したことを紹介した。
◆前半13分、最初のチャンスは韓国に訪れた
予想通り、ドイツにとっては難しい試合になった。前半19分には韓国にゴール前でFKを与えると、MFチョン・ウヨンにブレ球のFKを許す。
チョン・ウヨンがFKから放った無回転シュートをGKノイアーがキャッチしそこねたが、こぼれ球に素早く反応して掻き出す。24分にも右サイドの攻撃から、最後はソン・フンミンの強烈なシュートがわずかに枠を外れた。
◆前半の終盤はドイツが果敢に攻め込むも、先制点を奪うことはできなかった
中盤にスペースが空いた後半はさらに攻勢をかけた。だがミスが多く、中々ゴールを奪うことができなかった。
ドイツは70%以上の圧倒的なボール保持率を記録しながらも、本格的なチャンスを生み出すには至らず。前半はスコアレスで折り返した。
◆後半3分、ドイツに決定機がやってくる
後半に入り、最初の決定機はドイツにやってくる。
ドイツは後半に入って48分、レオン・ゴレツカがフリーでヘディングシュートを放ったが、GKチョ・ヒョヌの好セーブに阻まれる。
前がかりとなったところでボールを奪われ、韓国にカウンターを許す場面も徐々に表れるが、何とかDF陣が踏ん張って、失点だけは防ぐ。しかし焦れば焦るほど、ボールは繋がらない。
◆お互い決めきれない中、後半アディショナルタイムにドラマは起きた