▼『国民クイズ』杉元伶一,加藤伸吉
近未来、日本は民主主義を捨て、国民一人一人がテレビ番組「国民クイズ」での合格によって特権を勝ち取る異形の全体主義国家となっていた。
テーマは、「民主主義はもういらない、あなたのための全体主義」である。このテレビ番組をメインに物語は進んでいく
「国民クイズ」
すっげぇ面白い漫画に出逢ってしまった!
こんなぶっ飛んだ漫画が、30年も前に連載されていたなんて。
大風呂敷広げて、でかいスケールで読者を興奮させつつ、きちんと納得もさせてくれる。
絵柄、ストーリー、キャラクター、全てが面白い漫画のお手本みたいだ。 pic.twitter.com/7E1Tvegibj
『国民クイズ(上)』読んだ。議会制民主主義が廃止され、クイズに勝ち残った国民の希望が何でも叶う、という架空の日本の姿を描いた作品。ぶっ飛んだ設定ながら、狂気のクイズに歓喜する民衆をブラックユーモアたっぷりに描いている。作画も熱量たっぷりで素晴らしい。オススメ。
漫画ナイスタイトルランキングで上位に来ると思われるのが「国民クイズ」です。国権の最高機関「国民クイズ」に優勝すれば「犬を探してほしい!」でも「隣の奥さんを殺してほしい!」でもどんな願いも国が総力を上げて叶えてくれる素敵なお話です。 pic.twitter.com/lpOweskYOr
▼『老人の町』明日乃隆
超高齢化と過疎化が進み、65歳以上の高齢者の割合が町の人口の8割に達する町、裏山町。「老人の老人による老人のための町作り」をキャッチフレーズにした老人ばかりがエコヒイキされる町で無気力に生きる高校生4人組の物語
若者たちにとってその暴力は正義なのか? カネと命を奪う、ただの悪なのか? アナタの良心を抉る超問題作、ここに開幕!
「老人の町」1巻。
人口の8割が老人になってしまった町で、
老人達に不満を募らせていく若者たちの話。
・・がメインだけど、
その中で怪奇なことがあってサスペンスっぽい感じになってて面白い!
こういうジャンルも分からない
謎が多い漫画大好きなので2巻がめちゃ楽しみです! pic.twitter.com/yaIrO4ffSr
「老人の町」1巻。住人の8割が老人な町。老人にとって理想の町とうたわれているがそこに住むわずかな若者達は不満だらけで若者が老人を狙った犯罪が多発。同時に正体不明の化物も人知れず老人を襲っている…人間と化物の二重構造で展開しているのが面白い。サスペンス、ホラー、なのかな?
▼『狭い世界のアイデンティティー』押切蓮介
「狭い世界のアイデンティティー」は、マンガ業界の実態を独自の解釈で描く物語。
この世界でマンガを描くことは、すなわち命のやりとりにほかならない。新人作家の利き腕は芽が出る前に潰せ!打ち切り作家は磔!老害作家には鉄槌を!
今日発売のモーニング・ツーで「狭い世界のアイデンティティー」の新連載が始まります。持ち込み漫画がつまらないとぶち殺される漫画業界を舞台にした話です。業界に物凄く好かれるか物凄く嫌われるか・・今から心配な作品になりそうです。 pic.twitter.com/FndKmJYFtw
押切蓮介先生の「狭い世界のアイデンティティー」読みました。漫画家漫画、漫画業界漫画にハチャメチャ拳法バトルと復讐物語が組み合わさってとってもカオス。web媒体漫画家勢のバズらせ音頭なる面白ワードが最高。 pic.twitter.com/jOEA6NBYLc
『狭い世界のアイデンティティー(2)』読んだ。暴力に支配された漫画業界を描いたトンデモ出版業界物。バイオレンスな世界観はやり過ぎ感もあるが、その中で「このマンガがすごい!」賞レースや実在漫画家(浅野いにお先生など)の名前を出して皮肉るネタを入れてくるのは面白過ぎてズルい。オススメ。 pic.twitter.com/iy4Q4mhR7Y