■一度は摂取したことはあるであろう『カフェイン』
多くの人が朝食の際にカフェインを多く含むコーヒーを飲みますし、健康に気を使っている人も紅茶を躊躇なく飲みます。
■カフェインとは
カフェイン(英: caffeine, 独: Coffein)は、アルカロイドの1種であり、プリン環を持ったキサンチンの誘導体として知られている。
ドイツのフリードリープ・フェルディナント・ルンゲによって珈琲の中から世界で初めて単離された成分です。
■一番知られているのが『覚醒効果』。眠気覚ましなどにカフェインを摂取する人が多いでしょう
起きているとき、脳の神経は興奮しています。神経が興奮すると、アデノシンが分泌されます。
カフェインは、アデノシンが神経細胞に作用することを邪魔して、眠気を減らします。また、起きているのが楽しくハイな気分にして覚醒度を上げてくれます。
コーヒーを飲むと、眠気が覚めて体がスッキリとしたように感じるのはこの様な作用のためです。
■また、アメリカの研究チームの調査では驚きの結果が出ています
コーヒーの摂取量と死亡率との関連性についての調査は、アメリカやヨーロッパで多数行われている。
ハーバード大が30年間にわたって集めてきた13万人分の健康データを使った統計分析で、ガンや心疾患などのあらゆる死因とコーヒーとの関係を調べました。
すると毎日4~5杯飲む人と飲まない人とでは30年後の死亡率がなんと15%低いとの研究結果になりました。
■しかし、当然カフェインにも適切量があります
カフェインは、通常成人1回0.1~0.6gを1日2~3回摂取するのが、適正な量です。
ただ、摂取量は体重や年齢によっても変わってきます。また、妊娠中の女性などはカフェインを控えなくてはならないなど、そのひとそれぞれによって一日の最適な量は様々です。
■この適切量を超えて、カフェインを過剰摂取すると様々な悪影響を及ぼします
実はこのカフェイン、一定量以上を摂取すると中毒を起こす危険性があります。
カフェインが無いと症状がでてしまったり、長期的に摂取し続けていると逆に慢性的なカフェイン中毒を起こしてしまうことがあるのです。
□一体どんな症状が?
■消化器系の悪影響
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