●一部週刊誌で報じられた「世界の果てまでイッテQ!」ヤラセ疑惑
8日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の“ヤラセ”疑惑を報じた
問題になっているのは、5月20日放送分の「橋祭りinラオス」。実際の放送では、自転車で橋に見立てた全長25メートルの板を渡り、スピードなどを競う祭りだと紹介
「文春オンライン」と『週刊文春』によると、ビエンチャンに赴任する日本人の駐在員やラオス情報文化観光省の担当者がラオスにそのような祭りはないと証言したといい、
テレビ局側が持ち込んだ企画として現地にセットが組まれたと報道。参加者に対して番組から賞金が渡されたとも伝えられていた。
●日本テレビがでっち上げ疑惑に見解を発表
・「現地からの提案を受けて成立したもの」などと説明
日本テレビが8日、同局の人気番組「世界の果てまでイッテQ!」(日曜後8・00)にでっち上げ疑惑が報じられた件について見解を発表
今回の企画について「現地からの提案を受けて成立したもので、番組サイドで企画したり、セットなどを設置した事実はなく、
また、番組から参加者に賞金を渡した事実もございません。ラオスの情報文化観光省には、番組の趣旨を十分に説明し、
正式な手続きを経て当局の許可をいただき、撮影にもご協力をいただきました。
・一方「橋祭り」のセットを設置したことなどは否定
番組がラオスの「橋祭り」のセットを設置したことなどは否定した上で、
「今後の『祭り』企画については十分に確認の上、誤解を招く事が無いような形で放送致します」と説明
●そんな中、日本テレビ社長が定例会長会見に出席
・「当面、お祭り企画は中止といたします」と企画休止を発表
日本テレビの大久保好男社長が15日、都内で、自身が会長を兼務する日本民間放送連盟(民放連)の定例会長会見に出席。
やらせ疑惑が報じられた世界の祭り企画について、謝罪。「当面、お祭り企画は中止といたします」と企画休止を発表
・やらせの意図は「まったくありませんでした」と強調
一方で、やらせの意図は「まったくありませんでした」と強調した。
宮川大輔が海外の祭りに実際に参加する体当たり企画について、「イッテQという番組は、ロケ先やスタジオで起きたことをありのままに伝え、ありのままに見せることを大切にしてきた番組であります」と主張
「ただ、今回の報道各社のご指摘、ご批判を受けて、改めて見直して見ますと、番組の制作陣が祭りの企画の解釈を拡大しすぎて、視聴者の皆様が祭りという名前でイメージするには無理があるものまで祭りとして扱ってしまった」と無理が生じていたと語った。
「橋祭り」以外の他のお祭りの企画について、どうだったのかは調査中とした。
●ネットでは、この発表に様々な声が上がっている