米国でFacebook離れが加速中
米国で顕著な「Facebook離れ」が起こっているとの調査結果が発表され、世界的に話題になっている。
米国のフェイスブックユーザーのうち42%が、過去12か月の間にフェイスブックを「一時的に利用しないことがあった」と回答
(別の調査では)米国の13~17歳を対象に実施。フェイスブックの利用者は51%にとどまり、2015年に実施した前回調査に比べて20ポイント減少した。
今年1~3月期に米国とカナダのユーザーが初の減少に転じ、その後は再び増加していたが、世界的には成長が鈍化しつつある。
第2・四半期決算(6月30日まで)では、月間アクティブユーザー数(MAU)と売上高が予想を下回った。
若者たちの間では、YouTubeやインスタの利用が増加
調査に参加したティーンのうち、85パーセントがYouTubeを、72パーセントがInstagramを、69パーセントがSnapchatを、51パーセントがFacebookを利用していると回答した。
写真や映像を共有するのであればSnapchatやInstagramが選ばれているという事情もあります。
昨年には、データの不正利用問題で批判が殺到
Facebookでは、5000万人分のユーザーデータが不正利用されるなど、信用を失うような不祥事が発生しています。
政治・選挙関連データ分析企業のケンブリッジ・アナリティカが、5,000万人分ものFacebookユーザーのデータを不正利用した問題
「スマートフォンのFacebookアプリを削除した」と回答したユーザーも「18歳~30歳未満」がトップの44%となっており、若い年齢層ほどFacebook離れの傾向が強い
もはや、Facebookにはおじさんおばんさんばかり?
シニアに最も利用されているSNS(ソーシャルネットワークサービス)はFacebookという説が定着しています。
これを裏付けるデータのひとつに、ソニー生命保険が2013年9月に発表した「シニアの生活意識調査」があります。
・投稿すべてに「いいね!」をつけてくる・「おはようございます。今日も一日元気で頑張りましょう!」などの無関係なコメントをしてくる
若者世代にとって大人世代のFacebookの使い方は奇異に映るため、「Facebookおじさん」がネタになるというわけだ。
親も利用しているアプリを“ダサい”と考えずに使い続けたいかどうか。これこそがフェイスブックが直面した問題だった
SNSでは様々な声が上がっています
アフロ
FILE PHOTO: People holding mobile phones are silhouetted against a backdrop projected with the Twitter logo in this illustration picture taken September 27, 2013. REUTERS/Kacper Pempel/Illustratio… by 写真:ロイター/アフロ