■低体温症
低体温症(ていたいおんしょう、Hypothermia ハイポサーミア)とは、恒温動物の深部体温(中核体温)が、正常な生体活動の維持に必要な水準を下回ったときに生じる様々な症状の総称
低体温症は、寒冷な環境にさらされることによって発生したり悪化したりするため、寒冷障害と呼ばれることもあります。
最初はふるえやしびれなどの症状が現われ、 進行すると筋肉がうまく動かなくなり、ろれつがまわらなくなったり、なんでもないところでつまずいたりするようになる
原因には,①寒冷環境,②熱喪失状態,③熱産生低下,④体温調節能低下などがあり,これらが単独あるいは複合して発症
軽度であれば自律神経の働きにより自力で回復するが、重度の場合や自律神経の働きが損なわれている場合は、死に至る事もある症状である
最初はふるえが起こりますが、その後、錯乱状態となり、意識を失います。体温が下がりきってしまう前に、体を温めて濡れた衣類を乾かすことができれば、回復します。
■通常は寒い時期に起こる症状だ
東日本大震災の際に,東北地方の被災地に取り残された人々に多く発症したように,寒冷地や寒冷な時期の大規模な自然災害時にはとくに注意が必要
なりやすい条件 気温が低い 風が強い 雨や雪が降っている
低体温症の要因である寒さは、気温の低さだけではなく、雨や発汗などによる濡れ、風などによってももたらされる。
■しかし、今の時期(9月上旬)も注意が必要だ。なんと福岡で高校生が低体温症の疑いで救急搬送された
8日午後0時40分ごろ、福岡市早良区の福岡県立福岡講倫館高校から、「体育大会を観戦中の高校生が、低体温や過呼吸で意識もうろうとしている」と119番があった
生徒47人が低体温症のような症状や過呼吸を訴え女子生徒35人、男子生徒1人を病院に搬送。うち女子生徒7人の症状がやや重い
降雨による低体温症とみられ、3人が病院に搬送された。
福岡管区気象台によると、同日午後0時の気温は21.9度で平年より大きく下回っていたということです。
■急に気温が下がった時や、雨に濡れた時などは注意が必要だ
「低体温症は、冬より夏のいまこそ油断しがちで危ない!」と植田先生。「例えば、ゲリラ豪雨などで服が濡れて、そのままでいると、次第に体温が奪われてしまいます
びしょ濡れになっても気温が高ければいいのですが、ゲリラ豪雨後に上空の寒気が吹き下ろしてくることがある。濡れた体から一気に気化熱が奪われ、体温が急激に下がる場合がある
■プールなども注意が必要だという
美容皮膚科医でタレントの友利新がブログで、2歳の長女がプールに入り低体温症になってしまったことを明かした。
人間の体温に比べて低い温度のために、気がつかない間に影響を受けていくことから、日差しが強くて気温がどれだけ高くても、やがて震えがきたり顔色や唇の色が青ざめてきたり、寒さを感じるような状態に
温かいうどんを食べさせたものの、さほど食べてくれず、体温も36度と低めでぐったりしてしまったため、軽度の低体温症と判断し、早々に引き上げ家で休んだことなどを明かした。
■屋外ライブなども注意したい
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