新たな人材発掘の方法として大注目の「リファラル採用」とは?

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■人手不足が深刻になっている

人手不足を訴える業界や企業が増えている。日本経済の問題は、リーマンショック不況の2009年から8年経った今、失業から人手不足へと、完全にシフトした

日本中どこでも人材不足が発生し、特にそのあおりが不人気な業種・業態で如実に表れている。

「人手が不足している」と答えた企業は1737社で、全体の65%。昨年より5ポイント増えた。

中小企業を対象にした調査結果です。

2018年5月の「人手不足」関連倒産は、37件(前年同月比32.1%増、前年同月28件)で今年最多になった。

そこで働きたいという人が少なくなってくれば、その企業の体力というものは低下していく。企業も人間と同じで体力が低下し続ければ、その先に待っているのは廃業

中でも特に深刻な状況となっているのが、建設業や飲食業である。いずれの場合も廃業の要因として共通するのは人手不足

■そんな人手不足の原因の一つとなっているのが「ミスマッチによる離職」

仕事内容と企業が求めるそれとミスマッチが起こりやすく、早期離職者を生みやすくしている

本人のキャリア観との企業側のミスマッチによる離職は最近始まったことではないが、最近目立つのは「より早く成長したい」20代の希望を、売り手優位の転職市場が後押ししている

今、採用の現場でどんなことが起こっているのか。鈴木さんはズバリ、今の若手が「やりたいこと探しのワナに陥り、ミスマッチに苦しむことになっている」

■このミスマッチを解消してくれるのが「リファラル採用」だ

ある新手の採用方法でエンジニアの確保に成功しているという。既存の社員が自分の「知り合い」を会社に紹介し、採用につなげる「リファラル採用」というものだ

リファラルとは、英語で「referral」と書き、「紹介。推薦」という意味になります。

特にアメリカでは積極的に取り入れられてきたと言われている手法だが、近年は日本でも少しずつ広がり始めている。

■改めて「リファラル採用」とは何なのか?

社員の友人や知人を会社に紹介してもらう「リファラル採用」。ミスマッチが少なく、採用コストもかからないことから、ITやベンチャー企業を中心に広がっている

社員やOB・OGの人脈の中から、自分の会社に適性が高いと感じられる人や、今の職場に必要な能力を持っている人を紹介・推薦してもらい、選考をする採用手法

■双方にメリットがある

会社側にとっては「採用前から人材の能力や性格が分かる」、入社する側には「入ってからのミスマッチが少ない」、というメリットがある。

また、外部の採用媒体や紹介会社などを利用するのに比べ採用コストを抑えることができるのも大きなメリットです

■「メルカリ」や「ピクスタ」などの企業が積極利用していることでも知られている

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