井本彩花から喜多乃愛まで！秋ドラマは「10代女優」たちに注目

「あなたには渡さない」は連城三紀彦が1996年に発表した小説「隠れ菊」を、「ストロベリーナイト」「四月は君の嘘」で知られる脚本家・龍居由佳里が現代版にリメイクした愛憎渦巻く群像劇。

主人公の通子（木村）、夫で料亭板長の旬平（萩原）、その愛人で酒造会社社長・多衣（水野）、通子の兄の友人で密かに彼女を思い続ける中堅建設会社社長・笠井芯太郎（田中）が絡み合うさまが描かれる。

井本が演じる優美は、母・通子との距離感に息苦しさを感じ、最近では通子との対話を敬遠しがちな思春期真っ盛りの高校生。

昨年10月期に放送された『ドクターX～外科医・大門未知子～』に足の病を抱えたバレエ少女役でゲスト出演し、女優デビューは済ませていたが、連続ドラマのレギュラーは初めて。

寺島進主演の人気シリーズ「駐在刑事」が、テレビ東京「金曜8時のドラマ」枠で連続ドラマ化。

かつて警視庁捜査一課の敏腕刑事だった江波(寺島)が、ある事件の取り調べ中に重要参考人を服毒自殺させてしまったことから、奥多摩・水根に左遷され“駐在さん”として活躍する。

前回2017年10月に放送されたスペシャルドラマで警視庁捜査二課の理事官として登場し、今回は奥多摩署の署長として江波の前に姿を現す緒方綾乃を黒木瞳が演じる。

2014年フジテレビドラマ「昼顔～平日午後3時の恋人たち～」でドラマデビュー。2015年テレビ朝日ドラマ「アイムホーム」に出演し、木村拓哉や上戸彩らと共演する。2015年ドラマ「コウノドリ」でゲスト出演し、妊娠した女子中学生を演じた。

その演技が注目されたのが2015年11月に放送されたテレビドラマ「コウノドリ」。中学2年生の妊婦役で、出産と母親になる事への決意など様々な決断を迫られる難役を見事に演じ、その熱演ぶりで“神回”などと視聴者から絶賛を浴びた。

テレビ東京系ほかでは、10月クールに唐沢寿明主演、井上由美子脚本で「テレビ東京開局55周年特別企画　ドラマBiz『ハラスメントゲーム』を放送する。

同作品は、“パワハラ”“セクハラ”など、連日事件が取り上げられる“ハラスメント”をテーマに、さまざまな問題を、奇抜なアイデアと手法で解決してゆく主人公と仲間たちの活躍を一話完結シリーズとして描く。

唐沢が演じるのはスーパーマーケットを経営する老舗の会社に設立された“コンプライアンス室”の室長で、そこに持ち込まれる難問・奇問を独自の手法と視点で解決する。