■Jリーグが「外国人枠の拡大」と「ホームグロウン制度導入」を決定
Jリーグは20日、東京都内で理事会を開催し、「ホームグロウン(HG)制度の導入」と「外国人枠の変更」を決定した。
■詳細
「ホームグロウン制度」について
「12歳から21歳の間、3シーズンまたは36カ月以上、自クラブに登録した選手」などを、規定数以上トップチームに登録する制度。
来季からまずはJ1クラブのみに導入され、2人以上HG選手が在籍しなければならず、カウントは開幕時の登録ウインドー終了時。
HG選手が規定人数に満たない場合、不足人数と同数を翌シーズンのプロA契約選手25人枠から減ずるという罰則つき。
なお、21年には3名以上、22年からは4名以上となり、J2とJ3クラブへは22年より導入となる。
「外国人枠の変更」について
現行ルールでは各リーグ一律で原則3人まで外国籍選手が出場&ベンチ入り可能だが、来季よりJ1は5人、J2とJ3では4人に拡大。
アジア連盟加盟の外国選手を追加できたアジア枠は廃止し、タイ、カタールなどの選手を外国籍枠に含めない提携国枠は継続。
登録に関しては、いずれもA契約25名枠内であれば上限が設けられなくなった。
なお、J1参入プレーオフではJ2クラブに合わせて4人が上限となり、ルヴァン杯では各所属リーグの外国籍選手枠が適応される。
Jリーグは、本日開催の理事会において、下記の通り「ホームグロウン制度」の導入と「外国籍選手枠」の変更について承認しました。「ホームグロウン制度」の導入は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミー…
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その他詳細はJリーグ公式サイトで確認を
■導入の狙い
「リーグレベルの向上」と「若手育成機会の確保」
外国人枠の拡大については、レベルの高い外国籍選手を増やし、リーグの競技力向上を図ることが目的。
ホームグロウン制度の導入については、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを狙いとしている。
■将来的なさらなる改革も視野に
村井チェアマンは「外国籍選手の拡大はホームグロウン制度抜きには考えられなかった」
「クラブの経営判断、強化方針、育成方針の選択肢を広げた。日本サッカーの水準向上に寄与するか見極めたい」と話している。
■一方、以前から問題点も指摘されている
日本選手の活躍の場の減少やクラブの選手獲得費用の増加を懸念する声も根強い。
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