■「百日咳」の感染が拡大しています
今年は、風疹や麻疹の感染者増加が大きなニュースとなったが、その陰で「百日咳」の感染者数が増加し続けている
2018年1月から39週(9月30日)までの百日咳の報告数は6941例
■「百日咳」って?
“100日”、“咳(せき)”という名前の通り、長期間続く激しい咳が特徴的
■主な症状
感染すると7~10日程度の潜伏期間を経て、普通のかぜ症状で始まり、次第に咳が激しくなってきます
症状がひどくなると、顔が真っ赤になってむくむほど咳き込み、吐いてしまうこともあります
■乳児が感染すると重症化する可能性が高い
免疫力のない生後6ヶ月以内の赤ちゃんが発症してしまうと、けいれん性の発作により呼吸困難となり最悪の場合死に至ることもある
成人の場合は長引くせきで済んでも、ワクチン接種前の乳幼児がかかると重症化の危険がある
抗体のない乳幼児が感染すると、肺炎や脳症を併発して重症になることもある
■主な感染経路
百日咳の細菌は、咳やくしゃみなどによる飛沫感染によって広がります
■主な予防方法はワクチンによる予防接種
百日咳はワクチンによる予防が効果的とされており、健康障害を起こしやすい乳幼児を中心に、世界中で予防接種が行われています
■しかし、予防接種は時間の経過と共に効果が薄れてしまう
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