近年に相次ぐ「あおり運転事故」
2017年、東名高速道路で、あおり運転がきっかけでご夫婦が亡くなるという、痛ましい事故がありました。
これを契機に、日本ではあおり運転が問題視されるように
神奈川県の東名高速であおり運転の末、一家4人が死傷した事故で、危険運転致死傷などの罪に問われている男の裁判で、検察側は、懲役23年を求刑した。
事実・・・
今回の調査では、あおり運転をされた経験が「ある」と答えたドライバーが、約7割を占めました。
「車体を接近させて、もっと早く走るよう挑発された」が78.5%で最も多く、「車体を接近させて、幅寄せされた」が21%、「必要のないハイビームをされた」が19.8%だった。
あおり運転の標的になりやすのは
あおり運転自体を好んでいる場合→初心者・女性・自車よりも小さい(格が低い)クルマを狙うケースが多い
「6、7年前、初心者マークを着けてコンパクトカーに乗っていたら、何もしてないのに後ろにぴったり付けられた。追い越し車線から走行車線に移ってもピッタリ張り付く」
さらにある調査結果では・・・
あおり運転された時に運転していた車は、「軽自動車」(28.8%)、「コンパクトカー/ハッチバック」(22.8%)が上位を占め、サイズの小さい車があおり運転を受けやすい傾向にありました。
軽自動車はクルマの構造上、どうしても他車より衝撃に弱いため、事故を起こすと被害が大きくなりやすい。
あおり運転をする側の心理とは
走行速度が遅い、割り込みや無理な追い越しをされたなどと相手のドライバーに感じ取られてしまうことが、あおり運転に巻き込まれる要因になっているようです。
なぜ、そういった行動に出てしまうか? というと、ひとつは「匿名性」です。クルマは似たようなものがたくさん走っているので、チラッと見たくらいでは憶えにくく、特定されにくい。
歩いている時などにトラブルを起こすと顔を覚えられてしまうことがあるので、あとで報復を受ける、または警察に連絡されるということを考えやすいんです。
車は顔が見えないので大胆な行動を取る人も。
あおり運転をされないように工夫しているかどうか聞くと、「工夫している」が74.7%に上った
1番多かったのは、「車間距離をしっかりとる」(56.8%)、2番目は「ウィンカーは早めに出すようにしている」(43.8%)、3番目は「急な割り込みをしない」(36.0%)だった。
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