■仕事中にマジ切れする人が増加している
「同僚の仕事ぶりが気に食わない、上司が理不尽だ、部下が生意気だといった理由で、仕事中にイライラするビジネスパーソンが増えている」
「自分の思い通りに物事が進まない時に、それを受け入れることができず、感情的になってしまう人が多い」
社会人の男女を対象にアンケートを実施したところ、全体の17.8%もの方が上司にキレたことがあると回答。男性においては22.5%と、5人に1人は上司にキレた経験がある
■日頃の怒りが積み重なり爆発する
世界中でふつふつと沸き立つ鬱憤のあぶく玉。まるで「怒り」が感情の基本線、デファクトスタンダードになってしまったかのよう
キレる人は男女限らずいる。家庭で、職場で、公共の場で、怒りを爆発させるのは、どんな心理メカニズムなのだろう
直前に起きた出来事だけでキレるのではなく、むしろ問題の本質は、日常的にその人の心のバケツが不安で満たされてしまっていることにある
■ブチ切れてしまった…と後悔することも
仕事中にあまりにもムカついてキレてしまったので、休憩時間にくっそ気まづい空気が流れる今、Twitterかまってなんとかやり過ごそうとしてる今(´・ω・)
仕事中、同じ建物内に勤務してる人達に我慢の限界きて、ちょいとキレてしまった。本気で怒ると感情昂り過ぎて、涙出そうになるし声も体も震えてしまう…:;(∩´﹏`∩);:
駅前で奇声をあげてるおっさんがいた。なんでかめちゃ怒ってる。
ストレス社会だなぁ。自分を抑え込み過ぎるとそうなるわなーと思いながら通り過ぎ、喫煙所へ。最近、指摘され過ぎて仕事中に俺もよくキレてしまう。人見て反省した。キレる=カッコ悪いな時代性=なんとなくどこかつまらなく空虚
■「モンスター社員」という言葉も
会社にクレーム(言いがかり)をつける社員を「モンスター社員」と呼ぶようになった
大声で怒鳴ったり、理屈にならない理屈や意味のない「べき論」で相手を必要以上に責め立てたりなど、感情的な対応を繰り返す
■以上のように仕事中にマジ切れする人が多くなった背景には「働き方の変化」がある
2018年11月の転職求人倍率は、前月比+0.25ポイントの2.36倍となりました。求人数は前月比99.7%、前年同月比105.9%
政府がダイバーシティーを推進している影響で、多様なバックグラウンドや価値観を持つ人材が企業に加わっている
違った国や環境、文化で生まれ育ち、異なる価値観を持った人々が同じ組織に在籍することが普通になっている。そのため、議論をしてもかみ合わず、『隣に座っている人の考えが理解できない』という怒りにつながりやすい」
■要するに、人材の流動性が高くなったことで、働く環境に「ストレスが増えた」ことが要因
重要なのが、「怒りを生む土壌」だ。「怒り」は「二次感情」といわれる。心に巣食う別のネガティブ感情、たとえば、「心配」「不安」「いらだち」「寂しさ」「恐怖」「恥ずかしさ」「疲れ」「痛さ」
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