■昨年11月、新たな太陽系外惑星の存在が浮上した
へびつかい座の方向にある恒星・バーナード星を周回する、「バーナード星b」と呼ばれる惑星が存在する可能性が高まった。
「99.2パーセントの確率で存在する」という
原始的な生命体が誕生している可能性も
Barnard’s Star Planet May Not Be Too Cold for Life After All – New research suggests that heat generated by geothermal processes could warm pockets of water beneath surface of Barnard’s Star b, potentially providing havens for life to evolve. @SPACEdotcom buff.ly/2FnUOT0 pic.twitter.com/qNjQI5CxqH
想像図
地球の3.2倍以上の質量を持つとされる「スーパー・アース(巨大地球型惑星)」で、公転周期は233日。
恒星から比較的近いを公転しているが受けるエネルギーは弱く、平均温度は−170℃前後と、生命にとっては非常に厳しい環境。
ただ、「地熱によって液体の海が氷の下に形成され、原始生命体が誕生している可能性もある」と指摘されている。
南極で氷床の下に氷底湖ができるのと同様の原理
■注目すべきは「地球との距離」
アフロ
The planet Proxima b orbiting the red dwarf star Proxima Centauri, the closest star to our Solar System, is seen in an undated artist’s impression released by the European Southern Observatory August… by 提供:ESO/M. Kornmesser/ロイター/アフロ
現在知られている太陽系外惑星の中では、2016年に発見された「プロキシマ・ケンタウリb」に次いで2番目に地球に近い。
プロキシマ・ケンタウリbは約4.2光年
研究者は、将来望遠鏡による観測を通じ「惑星の大気の性質や表面の状態、居住可能性について明らかになる」と話している。
■ここで疑問
4光年とか6光年って近いの?
6光年は人的に見るとくっそ遠すぎるけど宇宙的に見るとくっそ近い
多分サザエさんが地球とすれば6光年先はノリスケおじさんの家くらいの感覚かも
光年は天文学独自の単位
広大な宇宙の中で距離を測るとき、私たちが普段使っている単位「km」を用いると、とてつもない桁になってしまう。
そこで、「天文単位(AU)」「光年(ly)」「パーセク(pc)」などの天文学独自の単位が使われる。
そのなかで、一般人でも直感的に理解しやすいのが「光年」
1光年=光(秒速約30万km)が1年間に進む距離
1光年とは、毎秒約30万kmの光が1年間に進む距離のことで、kmに換算すると「約9兆5000億km」。
最も近い太陽系外惑星プロキシマ・ケンタウリbとの距離が約4.2光年なので、キロメートルに換算すると約39.7兆kmとなる。
■4光年先の惑星に到着するためにかかる時間
アフロ
Undated artist’s concept illustrating where our solar system’s final frontier, the heliosheath, fits in relation to our galaxy. The interstellar wind collides with the heliosheath and forms a structu… by 写真:ロイター/アフロ
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