子どもの独り立ち後に無気力になる…『空の巣症候群』とは何なのか

この記事は私がまとめました

◆独り立ち

他人の助けを借りず、自分の力だけでやっていくこと。自立。独立。

「乳児が独り立ちするようになる」、「修業を終えて独り立ちする」

▼子供の独り立ち後、何も手につかない人は『空の巣症候群』かもしれません

子どもがひとり立ちして、やっと自分の時間ができる! そう喜んだのもつかの間、なぜか毎日やる気が出なくて、体も重い……そんな虚無感や体のだるさを感じていませんか?

「もしかして更年期障害?」と思ってしまいがちですが、もしかしたらその症状は”空の巣(からのす)症候群”かも?

▼『空の巣症候群』とは

今までテキパキと家事や子育てをこなしてきた女性が、子育てが終わった途端にまるで燃え尽きたかのように無気力になってしまう。

親元から巣立っていくタイミングで発症するので、ひな鳥が飛び立った後に残され空になってしまった巣にたとえて、米国で「空の巣症候群」と名付けられました。

▼症状

空の巣症候群の身体的な症状についてみていきます。身体的な症状としては頭痛や不眠や吐き気といったものが多くみられます。食欲不振や食べ過ぎといった問題がでてくることがあります。

また、主婦の場合はこれらの不安や孤独感から逃れようとキッチンドランカーになって、アルコール依存症に陥るケースが多く見られます。

しかも、これは「うつ病予備軍」となり、本格的に治療が必要な「うつ病」になる可能性も高いのです。

▼主な原因は

空の巣症候群の原因は「空虚感」「寂しさ」といった精神的、心理的なものと、子ども中心の生活から夫婦中心の生活への「環境的の変化」です。

子どもの独立をきっかけに、母親としての「役割の喪失」、心にぽっかりと穴があいたような「空虚感」「寂しさ」を感じるようになります。そして、何をしたらよいのかわからない、何もしたくないという「無気力」「無関心」へと変化していくのです。

▼子育てに熱心な人ほど発症しやすい

「空の巣症候群」は、子育てに熱心に専念している人ほど注意が必要です。

子育てにかけた時間が長いほど、「手をかけて育ててきた」という思いが強いほど、症状が出やすいものです。

空の巣症候群を予防・治療するにあたって一番大切な事は、「子供が成長して巣立っていく事は喜ばしい事」である事を改めて再確認する事です。

▼何よりも『生きがい』を見つける事が大事

克服するためには、まずなによりも生きがいを見つけることが大切です。子育てをする前に好きだったことや趣味があると思います。それを久しぶりに始めるのもよいのではないでしょうか。

興味はあったけど子育て優先であきらめていたことを挑戦してみるのもおすすめ。ちょっとでも「楽しいかも?」と思ったことをやってみてください。

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