●テレビ番組で注目を集めた「ミッシングワーカー」の問題
6月2日放送のNHKスペシャルは、親の介護などで働くことを諦めた中高年の実態に迫り、大きな反響を呼んでいた。
いま、40代、50代の働き盛りで長い間働けない「ミッシングワーカー」が急増している。
仕事を探していないため「失業者」にカウントされず、労働市場から”消えた”状態になっているという。
●近年「中年フリーター」の増加が深刻化している?
深刻な問題として顕在化してくるのが「中年フリーター」の問題
総務省の労働力調査によると、35~44歳のフリーターは2011年に、男女あわせて約50万人となり、過去最高
・2016年「労働力調査」では、125万人に上っている
総務省の2016年「労働力調査」によりますと、35~54歳までで正規職員になりたくてもなれずに非正規となっている方(不本意非正規)が125万人いるとの結果が出ています。
不本意ながら非正規職員となっている125万人を男女別に見ると、男性49万人、女性76万と女性の方が多くなっています。
・氷河期最初の世代は、すでに40代に突入している
氷河期最初の世代はすでに40代に突入。年齢的に正社員に就くのが困難であるだけでなく、体力の衰えとともに働けなくなってくる。
最近は、サービス業や建設業などで人手不足が顕著となり、雇用環境も改善していることなどから、34歳までのいわゆる「若年フリーター」は減少傾向にあります
●一方、日本では、40代・50代の「失業者」の数は72万人
欧米の社会学者は「ミッシング・ワーカー」として問題視している。日本では、40代・50代の「失業者」の数は72万人。
・働き盛りの中高年にも働けない人が多いという深刻な事態に‥
50歳の時点で一度も結婚をしていない「生涯未婚者」は上昇の一途を辿っている。
少子高齢化で生産人口が減少しているのに、働き盛りの中高年にも働けない人が多い、という深刻な事態になっている
●ネットでは、このニュースに様々な声が上がっている
40代以上で雇用からはぐれれば確かにドドッと足場の悪いのになっちゃうよねぇ恐いわぁ — 親の年金、貯金を頼りにギリギリの生活…… 「働けない中高年」の実態に迫ったNスペ「ミッシングワーカー」が話題に (キャリコネ – 06月04日 18:41) http://mixi….
1
2