▼女児を虐待し、死亡させたとして両親が逮捕された事件
父親の船戸雄大容疑者(33)=目黒区=と、母親の優里容疑者(25)=同=を逮捕した。
▼女児の父親が『心臓が止まっている』と通報
3月2日午後6時ごろ、目黒区の自宅アパートで「娘が数日前から食事を取らず吐いて、心臓が止まっているようだ」と船戸容疑者から119番があった。
この通報を受け救急隊らが船戸雄大容疑者の自宅に駆けつけたところ、船戸結愛ちゃんが心肺停止の状態で倒れていました。
船戸結愛ちゃんは病院に救急搬送され、搬送先の病院で治療を受けましたが、通報から約1時間後に死亡が確認されました。
▼容疑者は、シャワーの水をかけ、暴力を振るったと供述
警視庁の調べによりますと、船戸容疑者は先月末、長女の結愛ちゃん(5)の顔を拳で殴るなどの暴行を加えてけがをさせたとして傷害の疑いが持たれています。
さらに、捜査が進み、毎日新聞の報道によれば、「暴行前に風呂場でシャワーの水をかけた」などと供述していることが、捜査関係者への取材で明らかになったということです。
▼また、十分な食事を与えなかったという
捜査1課によると、2人は1月下旬ごろから結愛ちゃんに十分な食事を与えずに栄養失調状態に陥らせ、
2月下旬ごろには結愛ちゃんが衰弱して嘔吐(おうと)するなどしたにもかかわらず、虐待の発覚を恐れて病院を受診させることをせずに放置。
結愛ちゃんは3月2日に死亡。死因は、低栄養状態や免疫力低下で引き起こされた肺炎による敗血症だった。
▼後に、食事を与えなかったのは『モデル体型にするため』だと供述した
虐待死した5歳女児、モデル体型にするために食事が与えられていなかった模様 ift.tt/2LtU2n3 pic.twitter.com/FL7ZJw4Bro
食事は、朝はスープ1杯、昼はお椀に3分の1のご飯、夜はお椀に半分のご飯だけだった。1日1食の日もあった。
5歳児の平均体重は約20キロだが、死亡時は約12キロまで衰弱していた。
▼現場近くの住民は、『ガリガリだった』と、女児の悲惨な姿を語った
結愛ちゃんが病院に搬送される様子を見ていた、現場近くに住む30代の男性は「救急車が来て、何事かと思って見ていたら女の子がストレッチャーに乗せられて運ばれていた。
顔は血の気がなく、土色で、手足はガリガリだった。気付いてあげられなかったことを後悔しているが、これまで子どもを外で遊ばせている様子が全くなかった」と話していました。
◆自宅からは女児が書いたとされるメモも発見された
「パパ、ママ、もうおねがい ゆるして ゆるしてください」目黒の女児虐待死 生前の悲痛な手紙に、報道中の島田アナが号泣… snjpn.net/archives/54286 pic.twitter.com/xKfhL0hmjW